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khyh1709
khyh1709, 弁護士
カテゴリ: 交通事故
満足したユーザー: 1281
経験:  dasdasd
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いつもお世話になっております。 交通事故の被害者に損害軽減義務があるかどうかをお聞きしたいです。

ユーザー評価:

いつもお世話になっております。
交通事故の被害者に損害軽減義務があるかどうかをお聞きしたいです。
損害拡大(100の損害を120に拡大すること)と損害軽減(100の損害を80に軽減すること)を分けて考えたいと思います。
損害拡大防止義務は保険法第13条にも明記されており、その義務があるのは分かるのですが、損害軽減義務もありますでしょうか?
加害者が負うべき100の損害賠償責任を80に軽減する義務が被害者あるとすると、20の損害賠償責任を被害者が負うことと同じになると思うのですが、いかがでしょうか?
保険の仕事をしている知人と論議になったので質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。
質問者: 返答済み 5 ヶ月 前.
12371;の質問について回答していただくのは難しいでしょうか?

ご回答がどなたからもないようですので,当職の理解の限りで,回答させていただきます。

損害軽減義務は,一般論としてはあるとされていますが,その根拠は,民法でいういわゆる信義則です。

損害を軽減できるチャンスがあったのに,みすみす逃していた,そのために損害額が生じた,

そう言えるような場合にも,通常通りの損害賠償が認められるとすると,不公平感がありますから,これを修正しようとするものです。

例えば,ある時期で手術を受けていれば,より早期に回復できたのに,それをしなかったために治療が長引いた,などのケースで,

損害軽減義務違反が問題になることはあります。

損害軽減義務が認められるとすると,ここは法的に難しい議論がありますが,

交通事故からの因果関係ある損害が減額になる,請求できる損害額が下がる,ということになりますから,

結論的にいうなら,ご指摘のように20の賠償責任を被害者自身が負っている,といっても間違いではありません。

ただ,80対20のような過失相殺とは違いますから,

そもそも,この日以降の治療費は認められないとか,そもそもの損害額認定の議論に影響してくるところですね。

そういう

質問者: 返答済み 5 ヶ月 前.
12354;りがとうございます。
この質問は誰も回答したがらないようですね。
根拠も解釈もやや曖昧なところだと理解しました。ただ、①損害を軽減できるチャンスがあったのに,みすみす逃していた,そのために損害額が生じた,②ある時期で手術を受けていれば,より早期に回復できたのに,それをしなかったために治療が長引いた,これらは損害拡大防止に関するものなのかなと思います。ある時期で手術を受けなかったために損害が拡大したと。適切な時期で手術を受けたにもかかわらず、手術費用の2割を負担する。これが損害軽減義務なのかと。とにもかくにも丁寧な回答ありがとうございました。

①についてですが,法的に,損害を軽減できるチャンスがあったら,軽減する義務がある,といえるか,です。

法的に,損害を負った被害者が,損害を軽減する義務を負うか,ということなのですが,

被害者に,そこまでの義務を負わせることができるか,負わせることができるとすると,

普通はこういう治療をする,通常ならこういうことをする,

これが,加害者にとっての,相当因果関係ある損害,つまりは,加害者にとって,

想定できる損害の範囲と関係する話です。

このことが,②とも関係しますが,

より早期に回復できる手術があれば,通常,受けることになります。

ただ,何らかの事情で受けなかったという場合に,その事情がどういうことか,

これによって,判断は分かれてくると思います。

例えばですが,手術をしない方が治療が長引くので,その方が加害者からより賠償額をとれる,そう考えていた,

そうなれば,こういうものは認めるべきではないですし,加害者も,こういうことは想定できません。

ですから,このような被害者の損害賠償は認められるべきではない,これは,法的にもそのとおりです。

実際には,事案によって判断するしかないと思いますが,

損害を軽減できるということの意味合い,事案におけるどの程度の努力を意味するのか,それによるのだと思います。

なお,適切な時期に手術を受けたのに,手術費用の2割を負担させられるとすると,これは,損害軽減義務ではないと思います。

適切な時期に受けているので,何も被害者に落ち度はないでしょうから。

それでも減額されるなら,それは,過失相殺,ということでしょう。

合理的理由もなく,適切な時期に手術を受けなかった,それで長引いた,これなら,損害軽減義務は問題になるでしょうけども。

質問者: 返答済み 4 ヶ月 前.
12354;りがとうございます。仮に100を適正な損害とします。
私は100の損害を120にすることを損害拡大、100の損害を80にすることを損害軽減と定義していました。
ご回答いただいた内容からすると、120の損害を100に軽減する義務はあるが、100の損害を80にする義務はないという理解でよろしいでしょうか?

法的な説明は,学説的な理解をどうするか,という問題もあるので,難しいところがあるのですが,

まず,損害軽減義務は,日本ではまだ正面から認められた理論ではありません。(海外ではあります)

また,実質的には損害軽減義務を認めている,と評価されている分野は,こういう交通事故の分野ではなく,

代わりの効くような物の売買などの場合です。

例えば,新刊の本を書店で購入しようとしたが,渡してもらえなかった,それで訴訟をして,損害賠償を請求する,そして強制執行して書店から本の引き渡しを得る,これは法的な筋ではそうですが,新刊の本なら,ほかの書店で買えばいい,あえてその書店に強制執行までしていく意味は通常は乏しい,その意味で,強制執行費用までの損害を認めていいのか,ほかの書店で購入すればいいではないか,

そうすると強制執行費用などの損害は生じない(この意味で損害軽減義務)

こういう議論がされているところです。

さて,この理論の理解ですが,結局は,適正な損害はいくらか,という問題であって,ご指摘の例で行くなら,100の損害はどこまでか,

そういう意味合いで考えられているところだと思います。

損害拡大と表裏のようなところがあるのですが,100が適正なら,それをあえて損害軽減義務でさらに減額する,という考えではないと理解しています。

質問者: 返答済み 4 ヶ月 前.
12354;りがとうございました。
よく分かりました。

民法の教科書でも,まだ,正面から認められていないと書かれている議論ですから,最新の学説状況では変わってくるところですが,

現状はそのような理論であるとご理解いただければと思います。

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