爬虫類・両生類
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脱皮した皮膚がはがれきれずに付着している場合と、水カビなどの皮膚病の可能性を考える必要がありますが、まずご自宅でできる対応としては同じです。
水替えは、水槽の大きさにもよりますが、理想的には毎日変えてあげてください。
あとは、しっかり陸場で体を温め、乾かす時間が作れるようにしてあげてください。
水中に居続けると剥ける皮膚も剥けませんし、水カビの原因にもなります。
管理の面からだけ考えると、底には何もない方が掃除もしやすいと思います。
陸場で体を温め、乾かす時間、とありますが、夜、木綿の布で覆いをすると、陸場に上がってランプの下にいましたが、それで水が臭うようになったと思います。全体を覆わないと、陸場に上がって来ません。テトラ社のブリリアントと言うスポンジフィルターを購入し、昨夕から、ようやく、水が濁らず臭わず、ほっとしています。
エヴァリス社の水中保温器を、購入時カヴァーを添えられなかったので、だいじょうぶかと思ったのですが、低温やけどをさせてしまい、気付いて直ぐに抜き、上のフィルターと同時にカヴァーを買って、付けました。
底に、田砂をひいて置いた方が、爪をとぐ事が出来ると言われましたが、水に気をつければだいじょうぶですか。
水カビ対策の薬品は、店頭で購入出来るものでしょうか。
イシガメはミドリガメなどと比べると陸場が多い方が良いです。ですので、その一部にスポットを当てて体を十分に乾かす時間が作れるようにしてあげて下さい。
基本的には陸場に上がって体を乾かすのが普通ですが、その子によっては、また、飼育環境によっては上がりたがらないこともあります。そこはそれぞれの個体によって試行錯誤が必要でしょう。すべての個体に必ずあてはまる方法はありません。飼育者の好みもありますので。
場合によっては、一日に1時間くらい強制的に乾燥させる時間を作っても良いでしょう。
水質が問題なければ温まったからといってにおうということはないはずです。くさいのであればそれは水が悪くなっているということです。やはり、フィルターはあくまでも補助と考え、最低でも二日に一回の水換えは必要でしょう。
水中ヒーターによるやけどは良くありますので、気を付けてあげてください。
砂をひくことの是非は、飼育下では水質を維持できるか、そのための手入れに時間を惜しまないかということに尽きると思います。砂をひくと、水替えのたびにそこもきれいにしないと変えた意味がなくなることがあり ます。砂が安定してくる(うまくバクテリアが繁殖して、余計な菌の繁殖を防ぐようになる)と水質維持に効果を発揮することもありますが、そこまで持っていくのにかなり手間がかかることが実際のところです。ですので、砂を敷く場合にはそこまで、カメの状態を崩さず、水質を維持し続ける努力を惜しまない場合にのみおすすめしています。
水カビだった場合には、おうちでできる応急処置として、皮膚や甲羅の病変部にイソジン(人間のうがい用のもので構いません)を塗布しよく乾燥させることを一日一回行い、1~2週間行うと良くなることが多いです。良くならないようであれば病院を受診されることをお勧めします。