ご返信ありがとうございます。
数年前に片足が動かなくなったエピソードに関しては、麻痺は麻痺ですので、TIAであった可能性が高いと考えます。
問題はどこに原因を求めるか、ということになります。
それによって受診すべき診療科が異なってくるからです。
ちなみに、避妊用のピルには血栓リスクがありますので、もしも服薬中に片足の麻痺が起きたのであれば、ピルが原因であった可能性も否定できません。
http://finedayspill.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html今は服薬していないので大丈夫でしょう。
「1.2ヶ月前には朝起きて立ち上がり歩こうとしたところ~」というエピソードがTIAであったかどうかはご記載を拝読する限りでは判断しかねますが、視力低下もあったとのことですから、否定はできないでしょう。
一方で、起立性低血圧の可能性も否定できません。
「血圧に関しては健康診断では全く問題ありませんでした」とのことですが、健診では座位での血圧を測るだけです。
寝た状態で血圧を測定し、すぐに立ち上がってまた血圧を測る、という方法で測定すると、血圧低下(起立性低血圧≒立ちくらみ)が確認できる場合があります。
また、TIAに立ち返りますが、若年者のTIAの原因として多いのは不整脈です。
心臓の動きが規則正しくないために、血流が淀んで心臓の内側の壁に血栓ができ、それが脳に「飛ぶ」ことで起こるTIAです。
結論としてましては、脳神経外科と循環器内科の両方がある総合病院を受診されることをお勧めいたします。
数年前のエピソードを受けて、先天性の脳血管障害などが無いかどうかを脳神経外科で先ず調べてもらって下さい。
問題が無ければ、循環器内科で、不整脈の有無と、起立性的血圧の有無を調べてもらって下さい。
それらの結果の組み合わせで、相談者様の症状の原因がわかる可能性が高いと考えます。
以上、ご参考になれば幸いです。