ご返信ありがとうございます。 ここまでいただいた情報からは、腰椎のトラブル による下肢の感覚障害の可能性を第一に考えます。脊髄から、腰椎の間を通って足に伸びてくる神経の根が圧迫されることで、大腿の痺れや痛みが現れている可能 性が高いということです。 感覚障害が生じている場所から逆引きしますと、「L4」は「第4腰髄神経」のことで、4番目の腰椎と5番目の腰椎の間から伸びる神経です。「お尻と骨盤の付け根あたり」の感覚もこのL4が司っています。http://blog-imgs-82.fc2.com/m/e/d/medicaldataarchive/dermatome_lumber.jpg 「座っていれば何ともないのですが、 立つと一分もしないうちに痛みで立っていることもできなく」なるという所見は、腰椎による神経根の圧迫を示唆する状況証拠と言えます。日常生活の中では体位によって腰椎や椎間板にかかる圧が異なり、そのために姿勢や耐性によって腰髄神経の圧迫の度合いが変わってくるからです。 骨の中を脊髄が通る脊椎は、整形外科の中でも専門性が高い領域です。脊椎脊髄専門医を受診され、診察を受けられることをお勧めいたします。 下記のサイトから、日本整形外科学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。【日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医名簿】http://www.joa.or.jp/jp/public/search_doctor/spine.html以上、ご参考になれば幸いです。
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