おはようございます。
ご返信・追加情報ありがとうございます。
全体を拝読しての印象としては、起立性調節障害や睡眠障害を除外しきれないまま精神科疾患の治療に進んでしまったような、中途半端な印象を受けます。
恐らくは心因性に起床が困難になっていることを疑われているのだと思われますが、ご記載を拝読する限りにおいては、カウンセリングで解決がつくような問題がお嬢様が朝起きられなくなる前後に起こっているようには思われません。
うつ病の可能性も低いように思われます。
助言する上で困るのは、これまで受診された医療機関が、適切だけれど少しずつ「外れている」点です。
例えば、ODが疑われる場合、私はよくこちらのサイトを紹介します(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません)。
http://inphs-od.com/ODを診察可能な受診医療機関の検索ができ、その中には、広島赤十字・原爆病院が確かに含まれているのですが、診療科は小児科となっています。
http://www.inphs.gr.jp/hospital/index.html小児科/内科の区切りは14歳/15歳ですから、お嬢様が受診された時には小児科に割り振られるべきだったはずなのですが……
内科医が「起立性調節障害であれば1週間の服薬で劇的に変化する」と言ったとのことですが、これは事実ではありません。
睡眠障害にしても、1日入院して睡眠検査を受けたくらいで診断が付くものではありません。「1日の体の状態リズムが24時間ではない」概日リズム睡眠障害であるならばなおのこと、です。
http://www.suimin.net/syndrome/type_c/index.htmlこれまた、睡眠障害の患者様にお勧めするサイトがあります。
http://jssr.jp/data/list.htmlこの、日本睡眠学会認定の中には確かに山下英尚(広島大学大学院精神神経医科学)の名前があるのですが、精神科における睡眠医学の立場というのは他覚は無いことが少なくありませんから、お嬢様が入院された際に、この医師が主治医になり、リーダーシップをとって検査や診断を勧めたのかどうかは何とも判じかねます。
むしろ、広島県内ならば、施設として認定されている広島睡眠クリニックの方が適切であったかもしれません。
http://jssr.jp/data/nintei_kikan_2011.pdfhttp://sleephiroshima.com/index.htm精神科の疾患は、血液検査や画像検査のような客観的な検査所見によって診断や重症度評価ができるものではありませんから、同じような症状を引き起こす非精神科疾患を除外することで初めて診断が付きます。
お嬢様の場合、この除外の作用に小さな穴がいくつも開いている、という印象を受けました。
ODについても睡眠障害についても、セカンドオピニオンを受けられた方がよろしいのではないかと考えます。
このまま見切り発車で精神科カウンセリングに進んでしまうのは、リスクが伴うような気がいたします。
以上、ご参考になれば幸いです。