うつ病患者さんに望ましい栄養素には、ビタミン(B12や葉酸など)、ミネラル(鉄、亜鉛など)、必須アミノ酸(トリプトファンなど)、脂肪酸[ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタンエン酸(EPA)]などがあげられます。
色んな食材をバランスよく接種することがよろしいと思います。
ビタミン
ビタミンD、B1、B2、B6、B12、葉酸などのビタミンの不足は、うつ病の発症や経過に悪影響を及ぼす可能性があるといわれています。
多く含まれる食材を示します。
ビタミンDきのこ類、魚介類
ビタミンB1豚肉(赤身)、ウナギ、玄米、ナッツ
ビタミンB2レバー、ウナギ、納豆、卵
ビタミンB6刺身、レバー、鶏肉、納豆、にんにく、バナナ
ビタミンB12貝類、レバー、のり
葉酸葉もの野菜、納豆、レバー
ミネラル
鉄や亜鉛などのミネラルも、不足するとうつ病と関連する可能性があるといわれています。
鉄 レバー、赤身肉、魚介、海藻、青菜類、納豆
亜鉛 カキ、ウナギ、牛肉、レバー、大豆製品、貝類
アミノ酸
トリプトファンやメチオニンといった必須アミノ酸が不足すると、気分が落ち込みやすくなる可能性があると言われています。
トリプトファン牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、バナナ
メチオニン牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、野菜(ほうれん草、グリーンピース)
チロシン牛乳、大豆製品、魚(カツオ節、しらす干し)、乳製品、肉、卵、アボカド
脂肪酸
ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタンエン酸(EPA)などの脂肪酸は「n-3系不飽和脂肪酸」といわれ、魚に多く含まれることが知られています。DHA、EPAは脳などの中枢神経系で重要な役割を果たしています。
DHA、EPA魚(マグロ、ハマチ、イワシ、ブリ、サバ、サンマ、サケ、ウナギなど)
ストレスは腸内環境とも関係があり、腸内環境を整えるとストレスが減る可能性があるといわれています。
上記上げた食材には野菜が少ないのですが、野菜も毎日多めにとるようにして、腸内環境を整え、毎日散歩30分など軽い運動をして便秘にならないようにしましょう。