２７歳の息子がコロナが流行り出してから、強迫性障害になりました。 アシスタント:

「: 今、どんどんひどくなってます。 ２年程、外出しないままで。ほとんど部屋に閉じこもってます。 昼間と夜中に食事の為に部屋から出てくるだけで。 １週間前から、冷凍食品しか食べなくなりました。」

→　強迫性障害の病状悪化、妄想的言動があれば統合失調症発症の可能性もあります。

妄想的言動が顕著であり、受診が難しければ、訪問診療を利用する方法もあります。

すでに、このような対応は依頼しているでしょうか？

「家族としては、その為にはどうやれば、診察行くようになるか？それが一番知りたいのですが。」

→　先ほどの回答は読んでいただけましたでしょうか？

ご家族の説得で受診できる範囲は超えているようであり、無理やりにでも受診いただいて入院治療を行うか、訪問診療を依頼する方法になります。

すでに、保健所などを介して精神科の訪問診療は依頼しているでしょうか？

早急の対応を要すると思います。

訪問診療は、受診していなくても利用可能な病院が多いと思います。

はじめに、保健所の精神担当の保健婦さんに電話し、訪問診療を実施いただける精神科病院の情報を得てください。その後に、その病院に電話し、これまでの病状を説明し、自宅訪問を依頼してください。

繰り返しになりますが、早急の対応を要すると思います。

若年者で、強迫性障害のような状態から統合失調症に移行する事例があります。

「本人が拒否すれば診察、入院はできないと言われました。」

→　間違っています。本人が同意しなくても法律上治療開始が可能です。医療保護入院での入院治療です。

ご不明、心配の点について記載ください。

治療が難しいわけではなく、若年者であると認知機能（判断力）の低下が改善しにくくなります。

このため、本人の希望を優先するのではなく、病状が治療を要するものでないか、統合失調症に移行していないかを早急に確認することが大切です。

「本人の希望」を優先していると、「生涯にわたる判断力低下」を招いてしまう心配があります。

これは診察と治療上、とても大切な点であり、すでに精神科で説明されていると思います。

ご不明、心配の点について記載ください。

強迫性障害からうつ病に至るのではなく、若年者では統合失調症に移行し、認知機能低下（判断力）につながることが大きな問題です。そのような判断力低下は、治療開始が遅れるほど改善しにくくなります。

このため早急の診察と治療開始が重要になります。

入院は、早期に治療開始されれば2-3カ月程度になるでしょう。

治療開始が遅れれば、数年入院治療を要する場合もあります。

ご不明、心配の点について記載ください。

年数に比例しません。強迫性障害に似た状態の時点で、統合失調症初期状態の可能性もあります。

このため、早期の診察がとても大切です。

ご不明、心配の点について記載ください。

「そのような事例でも、入院できるように対応して 頂けるのでしょうか？」

→　繰り返しになりますが、本人の希望がなくても入院治療は可能であり、大事なのは「本人の病状が治療をようするものか、考えられる診断は何なのか」を確認し、必要時には早急に治療開始することです。

この点も繰り返しになりますが、本人の希望や受け入れを優先していると、手遅れになる可能性があります。

はじめに、訪問診療などの情報を入手し、その病院で対応をご家族が話すことが大切です。

このまま様子をみるだけだと病状の改善はないと思います。

ご家族の不安が強いようであれば、電話相談サービスを利用ください。

メッセージでは大切な点を繰り返し記載していますが、なかなかご理解が難しいようで、とても心配です。

27歳で精神疾患を発症していると、今後の改善が難しい場合が多く、とても心配です。

早めに治療開始いただくようお願いいたします。

評価、ありがとうございます。