ご返信ありがとうございます。
行っていただいたQIDSは、うつ病の診断や重症度評価のための質問票としては信頼性が高いもので、厚生労働省の研究でも使用されています。
インターネット相談では相談者様を直接診察できませんのでこのような方法をとらせていただきましたが、 QIDSにおける14点は、一般的にはうつ病の診断基準を満たす可能性がきわめて高く、可及的速やかな治療を要すると判断される結果(中等度)です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/02.pdf
もちろん、相談者様を直接に診察できないインターネット相談で確定診断を下せるわけではありませんが、相談者様がご記載になられている現在のご様子は、うつ病の症状によるものと考えて矛盾しません。おそらくは、治療を受けていない状態で環境変化に晒されたことで再発を呈したものと思われます。
https://www.cocoro-h.jp/untreated/overview/case.html
精神科=心療内科の受診をお勧めいたします。
「うつは心の風邪」というキャッチフレーズで患者様に受診を促すような啓蒙活動がかつて行われました。
これは、精神科受診の敷居を下げるという意味では意義があったと思いますが、「うつ病は一過性の病気である」という誤った疾患理解を一般の方々に与えてしまったという側面もあります。
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
近年では、「本当の」うつ病には慢性疾患であり、症状が寛解した後も維持療法、具体的には抗うつ薬の服用を継続すべし、というのが最近の治療論の主流になっています。
http://d.hatena.ne.jp/iDES/20090615/1245053703
私は個人的には、初発の方は、ご本人が望まれた場合には一度治療を終結しますが、感覚としては再発される方とされない方が半々くらいです。
【うつ病の再燃と再発-予防法の実際-】
http://www.fuanclinic.com/byouki/a_21.htm
以上、ご参考になれば幸いです。