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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14462
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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患者は86歳の女性です。私は患者の知人(恩師)で72歳の男性です。患者は5年ほど前、夫を亡くし一人暮らしになりました。そ

ユーザー評価:

患者は86歳の女性です。私は患者の知人(恩師)で72歳の男性です。患者は5年ほど前、夫を亡くし一人暮らしになりました。その後体調を壊し、夫の死亡から1~2年後に「うつ病」と診断されました。一時病院にいましたが、現在は「家事等の危険」があるため、基本的に有料老人ホームにいます。正確には「自殺願望」があって、現在は病院に再入院しています。「自殺願望」の原因は、強弱はあっても途絶えることのない「腹部の痛み」です。うつ病の治療はともかく、病院も「痛み」については対処方法がないようで、私たちも何とかならないかと悩んでいます。「ペインクリニック」とも思いますが、精神・神経科のペインクリニック専門医が見つからないので、ご相談しました。福岡県内の病院などを紹介いただければ幸いです。よろしくお願いします。なお、患者には息子夫婦がいます。なぜかは詮索していませんが、親子の仲は良くないようです。私が何らかの治療を進めるとなれば、この親子の不仲も解決しなければならない問題になることは承知しています。

【情報リクエスト】

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

ペインクリニックは麻酔科医が開業する際に名乗る診療科名ですので、「精神・神経科のペインクリニック専門医」はいません。

また、ペインクリニックは、

1. 原因不明の痛み

2. 原因はわかっているがその原因を取り除けない痛み

の治療に有用な診療科です。

①「「自殺願望」の原因は、強弱はあっても途絶えることのない「腹部の痛み」」とのことですが、これに関して、身体的な原因検索は尽くされているのでしょうか?

②通常、腹痛があって自殺をしようとはしないと思います。うつ病はうまく治療され、症状は無くなっているのでしょうか?

③「私は患者の知人(恩師)で72歳の男性」、「この親子の不仲も解決しなければならない問題になることは承知しています」とのことですが、他人である相談者様が、本件について、どのていどの責任を持って介入できるのかを教えて下さい。

まず以上、確認させていただけますと幸いです。

※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。

質問者: 返答済み 5 ヶ月 前.
26089;速回答いただきありがとうございます。①「身体的な原因検索は尽くされているか?」について。月1度見舞いに行き(最近2年ほど)、月1~2回電話で様子を確認しています。本人の話では、初めて入院した病院、老人ホームに入ってから受診している病院、今回入院している病院で、腹痛を訴えているようですが、内科的?な検査の結果「どこも悪くはない」、「精神的なものではないか」と言われているようです。しかし、本人は私に痛みを訴えています。なお、うつ病の薬や痛みを和らげる薬は服用しています。②うつ病はうまく治療され症状は無くなっていないのか?」について。見かけでは「普通の老人(少し愚痴が多く、ネガティブな面があるように思う)」にみえますが、薬は本人が「説明書」を読みながら説明しますが、うつ病の薬と痛み止めの薬を飲み続けています。なお、私と面談しているときは「痛み」を訴えません。③他人でる相談者がどの程度責任をもって介入できるのか?」について。何度か見舞いや電話をするうちに、患者は「私には病気を理解してくれる隣人はいない。あなたは少しは病気を理解してもらえるようだ。この痛みはどうしたらよいのか!」と問われた。私は知人とは言え、先生ご指摘の通り何の権限もありませんし、責任も持てません。故に「どうしたものか思案しつつ下手なパソコンで相談する」ことにしました。もし適切なアドバイス(このような症状を緩和できる病院、医師の紹介など)を頂ければ、先ずは「息子さん」に会い、転院(お世話をかけた病院を含めて)などについて良く話し合ってみたいと思っています。なお、「息子さん」にはずっと以前に会ったことがありますが、今は母親(患者)の一方的な話しか分かりません!③の問題は、医療面を除けば、一番難しいところと思っています。無理と軽率な対応は事態を悪くすると思います。

ご返信ありがとうございます。

実際に患者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんので、ここでは、患者様の痛みが精神医学的なものであるという前提で回答させていただきます。

実のところ、「うつ病に伴う疼痛」はしばしば認められる症状です。またこの患者様の腹痛の場合、ご家族や周囲の方へのSOSとしての痛み(心因性疼痛)としての側面も持っているかもしれません。

http://www.utsu-s.jp/column/understand/あまり知られていないうつ病の症状「痛み」につ/

↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

https://re-start.tokyo/2016/09/22/心因性疼痛とは?~この痛み、わかってくれます/

治療は診断ありきで決まるものです。

従いまして、まずは痛みの原因を特定することが必要です。

上記いずれの場合も、薬物療法と精神療法が必要ですが、それはご高齢の患者様の精神・身体状況に即したものでなければなりません。

老年期の精神疾患(うつ病、認知症、その他)は、「老化」を抜きに考えることはできません。

第一に、脳の器質的な変化による心身の機能低下は、ストレスに対する耐性の低下につながり、小さな変化や刺激でバランスを崩しやすくなります。

第二に、社会生活の面では「喪失」を余儀なくされる年代にあたり、退職、重要なポスト(役職)からの引退、収入減少、配偶者や友人の死など、失うもの の多さ、大きさに愕然となることが多くなります。

一方、治療する側からみれば、老化の程度は人によってさまざまだということが診断や治療を難しくしています。

こうした患者様では、症状の現れ方も多様なものとなり、薬物療法、精神療法も個々のケースごとに異なる対応が求められます。

身体機能の低下に伴う副作用の現れやすさも、高齢者の治療を難しくする要素の一つです。

こうした側面があるために、一般の精神科・心療内科では、一定以上の年齢の患者様には十分な対処ができない場合が少なくありません。

老年精神医学の専門医療機関を受診される方向でご家族と相談されることをお勧めいたします。

下記のサイトから、日本老年精神医学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

【日本老年精神医学会認定 こころと認知症を診断できる病院&施設】

http://184.73.219.23/rounen/H_sisetsu/r-H.htm

以上、ご参考になれば幸いです。

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