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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
相談者様はそのご友人からこれ以上の相談を受けられるべきではありません。
相談者様にそのご友人を治療する技術は無いわけですし、ご親族でもありませんから、そのご友人に関して法的な義務も権利も無いからです。
相談されても何もできず、しかしそのご友人は相談者様に相談することで安心を得られるという状況になれば、相談者様はそのご友人にとっての「イネイブラー」になってしまう可能性がございます。
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そのご友人は、うつ状態の辛さを、法的な権限を持つご家族に相談されるべきですし、そうすることで最短距離で適切な治療につながることが期待されますが、相談者様に打ち明けることで仮初の安心感を得てしまい、しかしそれはご友人の症状の改善には寄与するようには思われません。
「自殺のほのめかし」を考慮される必要もありません。
適切な治療を受けないのはそのご友人の自己責任です。
十分にフレーミングされていない(患者と医療者としての関係が相互に的確に認識されておらず、治療と しての枠組みが形成されていない)環境で相談に乗ることは、ご友人の依存性を助長し、正しい意味での治療意欲を阻害する結果になりかねません。
今後は「死にたい、あるいは死にます、というメール」はいっさい無視され、自分は医者ではないのでそのような相談には乗れないこと、 苦しい・困っているのなら精神科を受診すること……この2点だけを伝えること にして、そのご友人のうつ状態に関わるお話はいっさいされないことをお勧めいたします。
以上、ご参考になれば幸いです。