小学高学年息子の反抗的態度にこまっています。服もぬぎっぱなし食事もだらだらで宿題もせず、ゲームをやっています。ひとこ

初めまして。精神科・心療内科クリニック院長の森野と申します。

ご指名を受け、回答させていただきます。

小学校高学年の息子さんの反抗的態度に困っておられるとのこと。

この時期は、自立心が芽生えてくる時期で、なにかと親に対して反抗する反抗期となります。

子供さんが成長する過程では、避けて通れない時期ですが、確かに、お母様としては、いつもいつも言い合いでは、疲れ果ててしまいますよね。

どのように対応したらよいか？ということですが、

まず、息子さんへの注意の仕方を考えてみてください。

たとえば、ゲームばかりしている息子さんに対し、「ゲームばかりして。宿題は済んだの！少しは面鏡しなさい」などの、上から目線、命令的な口調になっていませんか？

ダメなことは、ダメと、明確に注意することは、たとえ、反抗期であっても、大切です。

ですが、反抗期の場合は、注意する際は、息子さんに判断をゆだねる言い方で注意すると良いと思います。

たとえば、ゲームばかりして、勉強しない、宿題もしない、そんな息子さんに対しては、

「勉強しなくていいの？」

こんな風に、息子さんに「勉強する、しない」の判断を任せるのです。

宿題をせず、学校で、先生に怒られるのは、息子さんです。

お母様が、そこまで、支援する時期では、もうないのです。

食事にしても、ダラダラ食べているのであれば、「お母さん、もう、片づけるよ。自分で片づけるの？

服が脱ぎっぱなしであれば、「脱ぎっぱなしだと、洗濯するものかどうかわからないよ。」

こんな感じですかね？

お母様の意見は伝える注意するのですが、息子さんに考えさせるような言い方というのを意識してみられると、どうでしょうか？

お父様が間に入れないとのことですので、なかなか難しいとは思いますが、けっして、息子さんの言いなりにはならないようにしてください。

この年代の子供さんは、親に反抗しながら、親の態度を観察しています。

ですので、この時期に、親が何も言わず、自分の自由になると思ってしまうと、今後、親の言うことなんて全く聞かず、馬鹿にした行動をとり続けるようになってしまいます。

頭に来ることも多く、大変とは、思いますが、息子さんが自立する上での過程と思って、あまり、感情的にならず、

深呼吸をするなどして、対応してみてください。

以上、御相談について回答いたしました。

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