お待たせしました。
ご返信・追加情報ありがとうございます。
ご返信内容を拝読する限りは、2つの可能性を考えます。
1つは、相談者様が強迫観念主体の強迫性障害を患われている可能性です。
http://www.npsybt.jp/OCD2.html一般的に、強迫性障害では強迫観念⇒それによる不安を打ち消すための強迫行為(手洗い、確認行為など)がセットになって現れる病型が主体ですが、強迫観念だけが現れるタイプのものもあります。
相談者様が強迫性障害を患われているとすれば主に薬物療法が有効ですが、強迫観念が夢になって現れるという症例は寡聞にして存じません。
「酷い夢」「変 な妄想(想像)」が現れる頻度も多くはないようですから、この可能性は高くはないでしょう。
もう一つの可能性は純然たる「悪夢」です。
フロイトの時代に行われていたような夢分析は、現代の精神医学や心理学では主流とは言えません。
悪夢はこんにちでは睡眠障害のひとつ(悪夢障害)として扱われており、ストレスによって生じる症状だと理解されています。
http://www.kokoro-iyashi.info/archives/1609660.htmlhttp://allabout.co.jp/gm/gc/399011/http://allabout.co.jp/gm/gc/381609/悪夢のテーマはランダムに選ばれるとする立場と、夢分析ほどではありませんが、個々の患者様の潜在意識の働きと夢の内容を関係づけて考える立場があります。
前者は眠りと深くすることで夢を見る時間を減らすという治療的アプローチをとりますし、後者ではあるていど夢の内容をテーマとして、カウンセリングを中心とした治療的アプローチをとります。
いずれの場合にせよ、相談者様の「中に隠れた狂気のようなもの」があって、悪夢がその予兆であり、放置すると何かをしでかしてしまうというご心配は無用です。
頭書しましたように、いちど心理検査を受けられ、何セッションかのカウンセリングを受けられることで、ご自身のストレスに対する耐性や対処行動の傾向がわかると思います。
それだけで悪夢が消失する可能性もありますし、睡眠状態を改善するお薬がお役に立つ場合もございます。
そうした検査、治療を受けられるためには、医師だけではなく臨床心理士がいて、カウンセリングも行っている精神科・心療内科の医療機関をお探しになって、受診される必要がございます。
医療機関の情報は地域の精神保健福祉センターで得ることが出来ますので相談されてみることをお勧めいたします。
【全国の精神保健福祉センター一覧】
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html以上、ご参考になれば幸いです。