おはようございます。ご返信ありがとうございます。
> 1.この思い出したくない記憶に触れてもいいのかどうか?
> 2.過去を思いださせるように、努力すべきかどうなのか?
解離性健忘は心理的な防衛機制によって起こります。
単純化して申し上げると、ある事実を事実として受け入れてしまうと精神が失調をきたすと潜在意識が判断して、その事実を無かったことにしてしまうのが解離性健忘や解離性遁走です。
そこまでして封じ込めた記憶ですから、現時点でそれを突き付けるような働きかけは避けられるべきです。
頭部外傷による健忘とは異なりますから、記憶は全て、潜在意識のレベルでは残っています。事実を受け入れる心の準備ができれば、記憶は自然に回復してきますから、その心の準備を整えるのが治療ということになります。
ご記載を拝読する限りは解離性障害としては重症の部類に属するようですから、その治療的介入はご家族ではなく、専門家によってなされるべきであろうと思われます。
> 彼女が博也に合わせてほしいと相談を受けています。今、会わすべきかどうか?
彼女様に会うということは、忘れたい事実を、多かれ少なかれ想起させる刺激になる可能性がありますので、現時点では控えていただいた方がよろしいかと存じます。
治療が始まってから、主治医に相談してそのタイミングを決められるべきです。
> 9日は、病院へ行こうと、思っています。兵庫、大阪でいい病院を教えてください。
病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医療カテゴリの専門家が、日本全国の病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談者様の相性の問題もあります。そういう状況で、こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレームを受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
これに関してはご了承いただけますと幸いです。
たあし、ご子息のレベルの解離性障害となると、医師一人で運営しているような街中の精神科・心療内科クリニックで診られるような水準ではありません。
複数の医師と臨床心理士が揃った医療機関で治療を受けられる必要がありますから、おのずと受診先は限られます。
大学病院か、それに準じた規模の医療機関ということになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。