ご返信・追加情報ありがとうございます。
11月から心療内科に通われていて、現時点でも症状が改善されていないようですが、これは治療が不十分であるからだと思われます。
リーゼはパニック発作に対して即効性をもつ精神安定剤ですが、その頓服だけでは症状をコントロールしきれていないのでしょう(微熱、二日酔いのような気持ち悪さ、胸苦は、すべてパニック発作の部分症状と考えられてよろしいでしょう)。
もう少しきっちりとしたパニック障害の治療を受けられるべきです。
パニック障害の標準的治療は、まず薬物療法でパニック発作を抑制し、平素は発作が起きなくなったら次第に薬を減らしながら行動範囲を広げていき、最終的には薬を飲まずに元通りの生活が送れるようになることを目指します。
薬物療法はSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬と精神安定剤(リーゼはこれに当たります)の併用で開始し、SSRIを増量しつつ、次第に安定剤を頓服薬にするなどして減らしていきます。
SSRI は服用を開始して十分量に増やしてから有効性が現れるまでに数週間かかります。今日飲んだら明日効くというタイプのお薬ではないのです。
一方で安定剤は、飲めばその時その時でパニック発作に効きます。一方で定時服用を数週間以上続けたら依存が生じます。
この2つのタイプの薬の特性をうまく利用し、SSRIが効くまでは安定剤で繋ぎ、SSRIが効いてきたら依存が生じる前に安定剤を減量していくわけです。
SSRIを速やかに増量して、改善後は速やかに減量するのがパニック障害の治療における薬物療法の良手です。
調子が悪い状態が長引くと二次的・三次的に種々の問題が生じてきますので、早期治療が大切です。
1ヶ月以上も不調が長引いていて治療が変わらないのであれば、現在の主治医にパニック障害を治療するための十分な知識がないのかもしれません(残念ながらそういった精神科医が珍しくないのが現状です)。
適切な治療を受けられる医療機関への転院を検討されるべきかと考えます(※JustAnswerでは特定の医療機関の推薦は行っていません。ご了承ください)。
以上、ご参考になれば幸いです。