ご返信・追加情報ありがとうございました。
最初のご相談文にあったご質問にお答えいたします。
> 15年以上服用しているのに回復しないのは何が原因なのか?
診察を受けられていないからでしょう。
うつ病はお薬さえ飲んでいれば治るという病気ではありません。薬物療法を中心に治療を行う場合でも、状態に応じて内容の変更や量の調整は必要です。
処方を拝見するにずいぶんと古い、副作用が強いお薬が用いられているようです。専門家の診察を受けられていれば、安全性の高い、新しいお薬への変更が検討されていたかもしれません。
少なくとも、15年間同じ薬を同じ量、漫然と服用していても改善しないのは、それほど驚くべきことではありません。
> 服用材と風邪薬の因果関係は調べてくれないのか?
ジキニンにも色々な種類があるようですが、
http://www.zenyaku.co.jp/product/dickinin/index.html成分を見渡す限り、お父様が常用されているお薬と飲み合わせの悪いものは無さそうです(薬局でジキニンを購入する際にお薬手帳は提示されたでしょうか?)。
むしろ、ジキニンを服用する理由となった「風邪をこじらし」たことの方が大きく影響しているかもしれません。
最初の情報リクエストでも触れましたが、もっとも危惧されるのは悪性症候群と呼ばれる向精神薬の副作用です。
http://www.mh-net.com/lecture/fukusayo/nms.html上記サイトにもあるように、お父様が服用されていたドグマチール(フクマチールではないと思います)もアナフラニールも悪性症候群の原因となりうるお薬です。
高齢者の場合、それまで何事もなく服薬していたのに、風邪をひくなどして脱水状態を呈すると薬剤の量や種類が変更されなくても悪性症候群を呈することがあります。
お父様が呈された、「手足などが震え」、「意識が朦朧とし」、「体に力がはいら」ないという症状は、少なくとも悪性症候群に矛盾しない症状です。
もし悪性症候群を呈していて、適切な処置がなされていないのであれば、生命の危険がございます。
> やはり、対応可能な総合病院へ連れて行った方が良いのだろうか?
悪性症候群でなかったとしても、全身状態が極めて悪いわけですから、対応可能な総合病院に転院すべきでしょう。
現在の病院の、転院先の紹介すらしないという対応はあんまりですが、精神疾患に対するもっとも強い偏見をもっているのはしばしば医療者ですし、精神科のお薬というのは他科の医師にとっては時にかなり「怖い薬」のように受け取られるもののようです。
悪性症候群という最悪の事態を想定すると、全身管理が必要になりますので、総合病院で、かつ精神科を有した医療機関への入院が必要だと思われます。
紹介状は、25日に予約していた「主治医」に作成していただくべきでしょう。精神科医ではなく、お薬の処方をしていただけとはいえ、それなりの責任は果たしていただくべきです。
以上、ご参考になれば幸いです。