ご返信ありがとうございました。
いちおう念のため、ですが、脳自体には感覚神経がないので、「前頭葉が重く感じる」のは、あくまでそういう「感じ」がするだけでしょう。
ご記載から判断するに、相談者様には
自己臭恐怖症と
強迫性障害の診断が付く可能性が高いと思います。
これらの疾患をもっているとそれだけで慢性的にストレスが多いわけですが、そこに仕事上のストレスが加わってうつ病を発症した可能性が大です。
抑うつ的になると叱責に対して敏感になったり、自責的になったり、実際に仕事のパフォーマンスが落ちもするので悪循環が生じます。
実際、強迫性障害を患われている患者様の6割がうつ病を合併するという報告を読んだことがありますし、臨床的な印象としてもそれは正しいように思います。
自己臭恐怖症にも強迫性障害にもうつ病にもドグマチールは効きません。
心療内科/精神科を受診され、診断・治療を受けられることをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
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現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における大うつ病性障害(うつ病)の診断基準を以下にお示ししておきます。
次 の1)~9)のうち、基本症状である1)と2)の少なくとも一つを満たすことを必須として、他のよくある症状と併せて合計5つ以上の症状に当てはまり、こ れらの症状がほとんど1日中、ほとんど毎日あり、2週間にわたっていること、且つ1)~9)の症状がA~Dを満たす場合に、大うつ病性障害と診断されま す。
1)
抑うつ気分:気分の落ち込みを感じる。
2) 興味、喜びの著しい減退:全ての活動に対して興味や喜びを感じない。
3) 体重減少か増加、または食欲減退か増加:この1ヶ月で5%以上の体重の減少か増加がある。
4) 不眠 または睡眠過多:不眠または過眠(10時間以上)がある。
5)
精神運動静止または焦燥:何をするにも億劫で辛く感じ、仕事をするのに時間がかかるようになった。または焦燥感でイライラしたりする。
6) 易疲労感または気力の減退:やる気が出ない、すぐに疲れてしまう。
7) 無価値感または罪責感:自分を無価値な存在と感じて自信がなかったり、過度に自分を責めることが多い。
8) 思考力や集中力の減退または決断困難:考えるのに時間がかかり、決断ができなくなった。
9) 自殺念慮等:生きるのが辛く、死について考えることがよくある。
A. 混合性エピソード(躁うつ)ではない。
B. 著しい苦痛を感じる、または社会的・職業的な機能障害がある(非常につらい、または日常生活に支障がある。)
C. アルコールや薬物による作用や身体疾患によるものではない。
D. 死別反応ではない(愛する人を失った後、症状が2ヶ月以内ならば離別反応と考えられます。)