こんにちは。猫山と申します。
実際に相談者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんので、一般論として、ペースメーカーのリードのトラブルの原因として多く認められる要因を以下に挙げます。
1. ペースメーカーを埋め込む際、リードを固定するために糸をきつく締め過ぎると、リードを被覆するシリコンが破れ、そこから体液が浸入して金属製のリードが腐食し、断裂する。
2. 患者さんの体形:リードを挿入する第1肋骨と鎖骨の隙間が狭い患者さんの場合、腕を動かすたびに被覆シリコンが擦れて摩耗し、やはりそこから体液が浸入して金属製のリードが腐食し、断裂する。
相談者様の場合、2回目の断裂は「先端に近いほう」(⇒「第1肋骨と鎖骨」ではありません)ので、上記1の原因での断裂であった可能性があります。
1回目は断裂ではなく「はずれているのがレントゲンで判」ったということですから断裂ではないでしょう。
ペースメーカーのリード断裂は珍しいトラブルではありません。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/164544/1 (会員制サイトですので一般の方が読めるのは最初のページだけですが)
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相談者様の場合、初回のトラブルと2回目のトラブルの原因は異なるようですので、何か特定の1つの要因のためにトラブルが連続して起きたというわけではなく、運悪く、別個のトラブルが続いた可能性が高いのではないかと考えます。
以上、ご参考になれば幸いです。