Dr Gato様 以下の質問に回答をお願いします。 ①アルドステロンですが、どのくらいの数値からが高アルドステロン症でしょうか？ ②アルドステロンが直接心臓や血

①～⑦の質問に対する主治医の返答を教えて下さい。

こんにちは。猫山と申します。前回答者がオプトアウトしたようですので、代って回答いたします。　①アルドステロンですが、どのくらいの数値からが高アルドステロン症でしょうか？⇒アルドステロンの基準値が3～21ng/dlですので、それを超えると高アルドステロン症ということになります（http://medical-checkup.info/article/71625027.html）。ただし、「原発性アルドステロン症の特徴は、高血圧患者のうち比較的若年者、治療抵抗性、重症高血圧、急な血圧コントロール不良、低カリウム血症などと、初診時の血 漿アルドステロン濃度（PAC）と血漿レニン活性（PRA）の比が、PAC（ng/dL）/PRA>20、PAC（ng/dL）>12かつ PRAhttp://www.tuh-endocrine.net/pa.html）。　②アルドステロンが直接心臓や血管等に影響をおよぼすと、よく本やインターネットに書いてありますが、どのくらいの数値からが対照でしょうか？⇒どれくらいの濃度から心血管系に障害を及ぼすというわけではなく、アルドステロンそのものが臓器障害性を有する物質で、血中濃度が上がるほどにその障害度が強くなります。http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/127_9/pdf/1339.pdf　③原発性アルドステロン症でなければ、アルドステロンの数値は気にしなくて良いのでしょうか？⇒もちろんそんなことはありません。原発性ではなくとも臨床症状は起こりますし、アルドステロン上昇の原因疾患を突き止める必要があります。http://lalso.com/c2/metabolism/zokuhatuseiarudosuteronnsyou.htm　④アルドステロンブレイクスルーを疑っているのですが、診断方法、治療方法を教えて下さい。⇒「アルドステロン・ブレイクスルー現象」とは、一度下がった血漿アルドステロン濃度がベースライン値以上に再上昇する現象、と定義されます。基本的には直接的レニン阻害薬の開始前後でアルドステロンを測定することによって診断されます。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jsh2012/201209/526843.html　⑤妻は 胸の痛み苦しみ、頭痛、手足の痛み、手足の血管異常(昨年9月頃から血管浮いたり、増えたり)、身体のだるさ、手に力が入りにくい 等の症状があります。アルドステロンの影響と考えています。⇒相談者様がそのようにお考えであることは理解いたしました。　⑥ ⑤の症状でアルドステロン症の他に何か病気が考えられますか？⇒実際に相談者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えません。ご記載を拝読する限り、文字情報だけから特定の疾患の名前を可能性として挙げられるような典型的な疾患をお持ちのようではないようです。　⑦循環器科と内分泌科以外で受診した方が良い科はありますか？⇒無いと思います。　以上、ご参考になれば幸いです。