高校２年生の男子です。 ２週間ほど前に病院で、レントゲン、ＭＲＩ検査を行い、腰椎椎間関節炎で腰椎の過度の伸展または

こんばんは。猫山と申します。神経内科医です。

「この後なにが出来るか、アドバイスをいただきたく書いています」とのことですが、何のためのアドバイスをご所望なのでしょうか？

腰椎椎間関節炎という診断が正しいのであれば、「腰椎の過度の伸展または屈曲を禁ずる」という指示は100％正しいものであり、「頭がつくまで背中を反る演技」など問題外だと言えます。

サポーターも湿布も、意味はありません。

「やるかやらないかは本人の判断」次第であるという診察医の指示もまた当然のものであり、一生腰痛と付き合っていくことになっても高校の応援団長をやりたいのであれば、どうぞ、ということだと思います。

アドバイスをするならば、その判断を、まだ未成年で、判断力も身体的にも未成熟なご子息に下させるのですか？　という、相談者様の親御さんとしての判断に対する問いになると思います。

身体医学的に出来るアドバイスは（それが、「頭がつくまで背中を反る演技」を、腰椎椎間関節炎を悪化させることなく行う方法がないか？　という意味であるのなら）、皆無だと考えます。

いかがでしょうか？

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ご返信ありがとうございます。

例えばペインクリニックで神経ブロック注射を行えば（行ってくれるとすれば、ですが）、ご子息は短い期間、痛みをほとんど感じることなく「頭がつくまで背中を反る演技」を行えるかもしれません（改めて記載すると、もともと腰が悪くない人が行っても腰を壊しそうな演技であるように思えますが）。

治療をせずに痛みだけを抑えてしまっては、悪い状態の剣舞を動かしてしまうため、さらに病状が悪化する恐れがあります。

根本治療をまず行われるべきだと考えます。
根本治療とはこの場合は安静ということになるでしょう。

誤入力がありました。

「剣舞」⇒「患部」です。

訂正してお詫び申し上げます。

> 記載のあった神経ブロック注射は、今後身体に悪影響を及ぼすことはありますか？
いいえ。ありません。
局所麻酔の一種ですから、薬が切れれば効果も切れるというだけです。

> 行なってくれればというのは、入院しないとなどのことでしょうか？
医師の倫理として、神経ブロック注射をしたら患者様が自分の体を損なうような演技を行って一生を台無しにしてしまうかもしれないのに、それがわかっていてその処置を行うペインクリニシャン（麻酔科医）はいないであろうということです。