ご返信・追加情報ありがとうございます。
行っていただいたQIDSは、うつ病の診断や重症度評価のための質問票としては信頼性が高いもので、厚生労働省の研究でも使用されています。
インターネット相談では相談者様を直接診察できませんのでこのような方法をとらせていただきましたが、 QIDSにおける13点は、一般的にはうつ病の診断基準を満たす可能性がきわめて高く、可及的速やかな治療を要すると判断される結果(中等症)です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/02.pdfもちろん、相談者様を直接に診察できないインターネット相談で確定診断を下せるわけではありませんが、相談者様がご記載になられている現在のご様子は、うつ病の症状によるものと考えて矛盾しません。
「動悸や過呼吸」といった症状はうつ病に伴う不安の増強によって起こる症状です。
以下、相談者様の診断がうつ病であるという前提で回答いたします。
うつ病にも色々なタイプのものがあります。
脳の病気としての性格が強く、何のきっかけも無く、比較的急激に発症するうつ病もあります。
深刻なストレスがかかり、もしくは複数のストレスが重複・持続することで次第に進展していくタイプのうつ病もあります。
相談者様は後者だと思われます。
ご記載のような状態ならば、不安が強くなり、気持ちが塞いでも当然でしょう。それがあるところで一線を越えてしまったのだと思われます。
ちなみに、女性は環境変化がうつ病の発症誘因になりやすいと言われています(発症原因の首位に「転居」が挙げられています)。
相談者様のようなタイプの患者様の場合、薬物療法ともに、カウンセリングを受けられて、ご自分の中で問題を整理し、解決(できるとは限りませんが)の方向をみずから見つけ出していくアプローチが必要です。
現在相談者様が直面している問題(自分の所属がはっきりしていない)は、相談者様自身が解決もしくは落としどころをみつけなければならない問題です。
しかし、現在の相談者様は少し疲れておられて、お一人でそれに対処できる状態ではないように思います。
専門家の助けを求められるべきでしょう。
医師だけではなく臨床心理士がいて、カウンセリングも行っている精神科・心療内科の医療機関をお探しになって、受診・相談されることを強くお勧めいたします。
医療機関の情報は地域の精神保健福祉センターで得ることが出来ます。
【全国の精神保健福祉センター一覧】
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html以上、ご参考になれば幸いです。