ご返信ありがとうございます。
サンプルポートには圧をかけられないので、閉塞の確認には使用できません。
「カテーテルの交換は2週間おき」というのは、療養型病床の診療報酬体系からするとぎりぎりのところかもしれません。
感染の検査は、ご記載の状況では必須だと考えます。特に、カテーテルの詰まりの原因となる浮遊物を検体とする検査が必須です。
「尿路感染の発症メカニズムとしては,カテーテル挿入時における微生物の尿道内侵入,患者自身の外陰部からの感染,医療者の手指からの感染,さらに膀胱洗浄や検体採取時に生じるカテーテルとバッグの接続部からの感染があげられます(写真1,図3,図4)」が、「尿道カテーテルによる尿路感染は,留置期間が1か月を超える場合,カテーテルの材質や管理方法に関係なく,ほぼ100%にみとめることが報告されています」。
http://oab.jp/nursing/pdf/06.pdf より引用
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つまり、バルーンカテーテルで長期管理を行う場合、尿路感染はある意味で不可避であり、それに対処するためには、時宜を得た感染の検査と、検査結果が陽性であった場合の適切な抗生物質の投与が必要です。
また、感染を防ぐためには、カテーテルの交換頻度を上げる、清潔操作を心がける、あるいは閉鎖式のカテーテルを用いるといった工夫が必要ですが、療養型病床で、かつ長期に渡って胃瘻栄養+バルンカテーテル留置で管理されていく患者様において、100点満点の対応を期待するのは、金銭面からもマンパワーの面からも、病院側にとっても難しいことかもしれません。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/catheter.html今回については、尿路感染の検査と、感染徴候が陽性だった場合の治療については主治医に求められるべきだと考えます。
今後のことに関しましては、病院側と、現実的な線でどこまでのことをしてもらえるかを相談される必要があるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。