こんにちは。猫山と申します。精神科医です。
医師からの説明が不十分な点が多々あるように思われますので、少し説明をさせて下さい。また、補足情報を下さい。
ソラナックス(成分名アルプラゾラム)とセパゾン(クロキサゾラム)はどちらも化学的にはベンゾジアゼピン化合物であって、脳の同じ場所で同じように作用します。
従いまして、ソラナックスをセパゾンに変更する意義があまりございません。
また、作用時間の近似値である半減期はそれぞれ14時間、20時間であって、その点でもあまり両剤に差異はありません。
①相談者様は、服薬量も多く、服薬期間も長いことから、ベンゾジアゼピン依存症を呈されていると考えます。
ベンゾジアゼピンは、耐性と依存性、長期的(8週間以上)服用時の副作用のために、国際的には処方が厳しく制限されているお薬です。
ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。
【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-43.html【向精神薬依存 8割、投薬治療中に発症 「医師の処方、不適切」】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-23.htmlソラナックスやセパゾンの、こういった側面については主治医からはどういった説明を受けられているでしょうか?
②「自律神経失調症」も広い意味で使用される言葉ですが、ほとんどの場合、誤用されています。具体的にはどのような症状に対してこの診断が下されたのですか?
③心療内科ではなく神経内科で治療を受けられているのは何故でしょうか?
以上、確認させていただけますと幸いです。
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