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こんにちは。猫山と申します。
MRSAは常在細菌ですので、「疲労とストレスにより免疫力も落ちて感染した」わけではありません。
感染と発症を分けて考えていただきたいのですが、菌をもっていたからといって、必ずしもその菌による症状が現れるわけではないのです。MRSAも、そのような、ヒトの皮膚や粘膜に常在する細菌の一つに過ぎません。
相談者様は単に、「MRSA保菌者(キャリア)」であるにすぎません。
「処方されていた内服薬で炎症が治まったため、MRSAによる炎症ではなかったので気にしなくてもよい」というのは正しい見解であると考えます。
喉の炎症があったために菌の検査をしたら偶発的にMRSAがみつかっただけで、炎症自体は他の菌によるものであったということでしょう。
MRSA感染症が問題となるのは、免疫学的弱者(コンプロマイズド・ホスト)にこの菌が感染した場合です。
その場合、免疫力でMRSAの繁殖を抑えられず、また、抗生物質も効きませんから、強い感染症症状が現れることになります。
従いまして、相談者様ご自身が気をつけなければならないのは、体力が低下してMRSAが繁殖することと、職業柄接する高齢者の方々にMRSAを感染させないようにすることでしょう。
医療者がMRSAキャリアであっても除菌の必要性は低いことが知られています。
http://hica.jp/kono/sosetu/jornal0101.html現状、特に何かをする必要はありませんが、ご心配であれば、耳鼻科を受診されて、MRSAの除菌のための治療について相談されることをお勧めいたします。
http://www.infection-control.jp/2010/09/15/MRSA.pdf以上、ご参考になれば幸いです。