過不足なく質問して、求める回答を得るのは難しいですよね。
私の見解ですが、相談者様が常にお嬢さんの受診に付き添うのは、お嬢さんの相談者様への依存、巻き込みを強めるだけで、治療的に望ましいとは思いません。
しかし、疾患の説明や今後の治療方針、家族としての関わり方について主治医に説明してもらう機会を設けていただき、そこに相談者様が同伴するのは悪くないやり方でしょう。
普段の外来でそれを行うのは困難なので、主治医に予め希望を伝えて、時間を確保してもらう必要がありますが。
また、重要な点ですが、その場合は相談者様だけでなく、ご主人も同席すべきです。というよりは、ご主人がご家族への病状説明のメインの対象であるべきです。
成人して結婚されているわけですから、お嬢さんは自分の判断で薬を処方された通りに服用すべきですし、ご主人はお嬢さんの疾患を理解して支えるべきです。
相談者様は、あくまで側面支援に徹するべきでしょう。
お嬢さんとそのご主人が主体的に治療を取り組まずに、相談者様が巻き込まれて1人犠牲を払って奮闘する、というのは正しい治療の在り方とはいえません。
不安障害の治療においては、ご本人の正しい疾患理解と努力が不可欠だからです。
最後に、精神疾患の病因を生育歴に求める考え方は過去の遺物です。
その文脈において相談者様が責任を感じられる必要は希薄でしょう。
お知りになりたい情報をお示し出来ているといいのですが。