医療ミス・医療事故
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弁護士のkhyh1709といいます。よろしくお願いいたします。
インプラントの費用となると、保険では全額の対応ができないかもしれませんね。
保険会社は、インプラントでなければならないとの診断書が必要だというでしょうし、
セラミックの差し歯など、ほかのものではダメなのか、といったところも聞いてくるかもしれません。
かといって、保険で対応できないからといって加害者側の親に支払ってもらおうとしても、
2016年のことで今になって高額な請求となっても、もめてしまうでしょう。
もめずに解決するためには、保険会社からできるだけの保険金をもらう、という方向がいいでしょうから、
最終的な示談金としてこれで終わりという形にして受領しておくのがいいと思います。
インプラントが認められるかは、何ともいえませんが、
まずはこの資料で保険会社と話をしてみるしかないでしょうね。
示談に当たっては、この辺りの書類と、今まで掛かっていて未払の治療費や交通費等、
そのなかで今後の治療計画とかかる費用の概算をふくめ、請求金額を算定しておくといいでしょう。
ただし、いったん示談すると、やはりこのお金も、といったことはいえないと考えておかなければなりませんから、
やや多めの金額を考えておいてください。
書類関係はそれくらいですが、
あとは示談書の文言ですが、おそらくは保険会社が提案してくるでしょうから、それでいいかを確認の上、サインしていけばいいでしょう。
弁護士を入れるまではないかもしれませんが、不安でしたら、最終調整を含めて、弁護士への委任も考えられます。
費用は10万円程度からでしょう。
病院が作成してくれるならいいですが、聞き取って作成しても構わないと思います。
交通費について、自家用車なら、ガソリン代計算を保険会社がすると思います。1キロ15円(単価は変わります)などです。
18歳できれるというのは、加害者である子どもが18歳を過ぎると出ない、ということでしょうけども、
それは、保険事故、保険の対象となる事件が起きたのが保険期間内、18歳までであれば、その後も保険金は支払われるのが通常だと思います。
かなりの高額になりますね。
今回のインプラントとしての120万円は認められたとして、
生涯の付け替えについて、どれくらいの年数での付け替えとなるのか、
年4回の通院は、メンテナンスとして必要、ということだとしても、
50年という想定が認められるかどうかですね。
治療計画には、他の代替えもあり得るように書かれていますし、
このあたりは将来の予測になってくるので、仮にインプラントが認められたとしても、
ここまでの額が全額というのは難しいように思います。
あとは、どうなるか分からないという意味で、慰謝料としていくらかをもらっておく(これはこれまでの通院日数、インプラントが終わるまでの通院期間などによって算定します)
というところでしょうか。