ご質問いただき、ありがとうございます。
あなたには大事な方がいて、その方への費用を捻出するために自宅マンションの持ち分を売却したということですね。
被保佐人(保佐を受ける人)が、以下に挙げる重要な法律行為をする場合、保佐人の同意を得なければなりません。不動産の売買は「重要な法律行為」に該当します。被保佐人が、保佐人の同意を得ずに上記の行為をした場合、保佐人は当該行為を取り消すことができます。
今回のケース、保佐人が取り消し権を行使するということでしょう。保佐人の方は弁護士なのでしょうか。保佐人はあなたの法的行為を取り消す手続きをすることができますが、仲介に当たった不動産会社の行為が強引であったとして、宅建業法違反で刑事告訴をしようとしているのではないでしょうか。ただあくまでその業者に対することであって、あなたが対象になるわけではありません。保佐人の役割は、あなたの財産とあなたの生活を守ることにあります。また不動産の処分は家庭裁判所の許可が必要でもあります。