法律
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初めまして、ジャストアンサーの法律専門家Loweです。こちらのサイトは一問一答制になっておりまして、今回のご質問の担当をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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尚、回答については順に対応していますので、少々お時間がかかることがありますが、ご了承ください。
隣家の外壁に亀裂がある件についてのご相談ということですが、その外壁は共有物なのでしょうか、またはどちらかの所有物なのでしょうか。
隣地外壁に亀裂があります。今後、倒壊時に修復費用は、隣地である所有者の負担という認識でよろしいでしょうか?自宅側の物損や怪我の治療費はどのような扱いになりますでしょうか?
上記が新規投稿になっていたので、こちらの投稿欄で対応します。
共有の外壁ではなく、隣地の所有者の壁であれば今後倒壊しした際には修復費用は、隣地である所有者の負担になります。もし隣地の壁の倒壊によって貴方の家の物が破損したり、貴方の家族が怪我をしたような場合は、外壁の倒壊と直接因果関係がある損害になりますから、損害賠償請求をすることが可能です。その損害賠償請求の中には、修復費用や治療費が含まれます。
2年前に貴方の家の建物を新築した際に工事の振動で亀裂が発生したということの証拠があれば話は別ですが、一般的に考えて、呼応時の振動だけで亀裂が入るようなことは考えにくいため、相手の言い分を鵜呑みにすることはありません。
とはいえ、相手も意見を曲げない可能性もありますし、当事者間での交渉では解決しないでしょう。現時点で、内容証明郵便での送付を予定しているということですが、初めの手段として内容証明の通知をしておくことが最適です。もし内容証明の通知をしても相手が応じなかった場合は、次の手段として、民事調停の申し立てをすることになります。調停とは、裁判所において、調停委員会が紛争の当事者を仲介し、紛争当事者間の話合いにより紛争を解決しようとする紛争解決制度です。当事者双方の話し合いによる合意に基づいて紛争の解決を図る手続であり、調停委員会が第三者として当事者双方の言い分を聞いて、調停案を提案してくれます。民事調停は訴訟に並ぶ紛争解決の手続きですが、訴訟と違い話し合いで調停委員や裁判官と共に、解決することを目的にしています。民事調停は通常、簡易裁判所で行われ、手続きは非公開で進めることができます。法律に詳しくなくても安心して利用でき、解決までの時間が訴訟よりも短く、手数料は数百円~数千円で済みます。
こちらこそこの度はご利用ありがとうございました。また何かお困り事がございましたらお声かけくださいね。