よろしくお願いいたします。

初めまして、ジャストアンサーの法律専門家Loweです。こちらのサイトは一問一答制になっておりまして、今回のご質問の担当をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(電話対応表示は自動的に出てきますが、不要でしたら無視していただいて結構です。)

尚、回答については順に対応していますので、少々お時間がかかることがありますが、ご了承ください。

会社等は「法人」にあたり、理事長という立場の者は個人ですから貴方が理事長に就任をしたとしても、法人の借金の肩代わりをすることはありませんし、法人が倒産（法人破産）したとしても、法人の債務を支払う義務はありません。つまり、理事長という個人に金銭的な賠償の請求がされるようなことは通常ないということになります。

法人の借金は、法人格が主債務者になっているはずです。その法人の利益から返済をしていくというイメージです。そして、金融機関等に借り入れをする場合、連帯保証人を立てることがほとんどですが、その連帯保証人にその法人の関係者がなることが多く、これは個人がなります。例えばこの連帯保証人に理事である貴方がなった場合には法人が返済ができなくなったときや倒産した場合に貴方に支払い義務が生じることになります。理事だからと言って勝手に連帯保証人になることはなく、借り入れをする際、連帯保証人になる者は必ず自分の意志で金融機関と書面を交わすことになるので、勝手に連帯保証人になっているようなことはありませんからご安心してください。

連帯保証人にならなければ医療法人社団の理事に名を連ねても金銭的負債を負うことはあり得ないということですね。

→はい、おっしゃる通りです。

当方は今まで大学病院や一般病院でしか勤務経験がないため法人に関係することに不安があるのですが、個人的な医療ミスは別として、法人が何かの裁判に巻き込まれるようなことがあっても、平理事に何らかの連帯責任（金銭面・刑事面）は問われないものなのでしょうか。

→平理事である貴方の故意過失がある指示で起こったような医療ミスであれば話は別ですが、通常平理事であるというだけで、何らかの連帯責任（金銭面・刑事面）を問われるようなことはないといえます。

こちらこそこの度はご利用ありがとうございました。また何かお困り事がございましたらお声かけくださいね。