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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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お世話になります。 アシスタント: ご利用ありがとうございます。どういった事でお困りですか? 質問者様:

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お世話になります。
アシスタント: ご利用ありがとうございます。どういった事でお困りですか?
質問者様: 当方、AmazonにてTAKARATOMYの商品を販売したいと思っております。
アシスタント: 了解いたしました。お住まいの都道府県を教えていただけますか?
質問者様: 出品の際に商品画像を掲載するのですが、画像の著作権について質問があります。メーカーまたは卸業者から仕入れた商品を自分で写真撮影したものは著作権の侵害にあたりますか?
アシスタント: ありがとうございます。上記の他に、弁護士に事前に伝えておきたいことはありますか?
質問者様: 回答はどのようにいただけますか?料金はかかるのでしょうか?よろしくお願い致します。

知的財産権を専門とする者です。

結論から先に申しますと、著作権の侵害にはならないと思われます。

理由につきましては20分ほどお待ちくださいますようお願いします。

質問者: 返答済み 9 日 前.
12354;りがとうございます!お待ちしております。

すみませんが、その商品とは具体的にどのようなものでしょうか?

商品によっては、侵害となることも想定されますので、その内容につきよろしくお願いします。

質問者: 返答済み 9 日 前.
12479;カラトミーが販売している主におもちゃになります。プラレールやリカちゃんをAmazonにて販売したいと思っております。よろしくお願い致します。

商品の内容によるのですが、それが著作物に当たるか否かによって侵害か否かが異なってきます。

この「著作物」とは、著作権法上、次のように規定されています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」(著作権法2条1項1号)。

要するに「創作的」な「表現」について著作物であるとされ、著作権が生じます。そのため、「創作的な表現」でないものは著作物とはならず、著作権は生じません。

この「創作性」とは、完全な独創性までは要求されておらず、また、学術性や芸術性の高さも求められてはおらず、何らかの個性が現れていればよいとされています。もう少しくだけた言い方をしますと、他人の著作物の「模倣」でなければ、創作性は認められるといった程度のものといえます。

本件のようなプラレールやリカちゃん人形につきましては美術の著作物に該当する可能性があるものと思われます(同法10条1項4号)。

この美術の著作物につきましては、絵画や彫刻といった純粋美術品は別として、これとは異なるいわゆる応用美術といわれるぬいぐるみや人形につきましては美的観賞の対象となり得るものでなければ、著作物となる可能性は小さくなるものと思われます。そしてこの美的観賞の対象となり得るかどうかの判断に当たりましては、創作性が高いか低いかといった観点からも判断される可能性があるものと推察されます。

そのため、プラレールやリカちゃん人形が著作物に該当するか否かは、美的観賞の対象となり得るか否か、創作性が高いか否かに左右されるため、その判断は難しいものとなります。

過去の判例では、おもちゃであるファービー人形の著作物性が否定されたものが存在します。要するに著作権は生じていないのでファービー人形を複製したりネットにアップロードしても著作権法上の問題はないということになります。

一方、美的観賞の対象となり得るものや創作性の高いぬいぐるみや人形につきましては、著作権法の保護対象になります。一例として、博多人形は大量生産されていますが、著作物に該当するとした裁判例が存在します。その場合には、私的使用目的でない複製やネットへのアップロードは著作権と抵触する行為となります。

このように、ファービー人形は著作物性がなく、博多人形は著作物性があるといった判断がなされるように、ぬいぐるみや人形が著作物となるか否かの判断は予測しがたく、一見して今までに見たことがなく、きわめて独創的であると誰しもが思うようなものでない限りは、著作物の該当性の判断を断定することは難しく、ケース・バイ・ケースで判断されることになろうかと思われます。

おそらくプラレールにつきましては、既存の乗り物を多少デフォルメしているに過ぎないため、著作物には該当しないものと推定されますので、その画像を掲載しても問題はなかろうかと思われます。

一方、リカちゃんにつきましては、著作物となる可能性もあろうかと思われますので、その画像を掲載しますと抵触する可能性が出てくるものと推測されます。

したがいまして、著作物かどうかの争いごとに巻き込まれたくない場合には、リカちゃんにつきましては著作権があるかもしれないと考えて、掲載するか否かをご判断されるのがよろしいのではないかと思われます。

なお、商品ケースにつきましては、それに描かれているイラストや写真等について著作物となる可能性がありますので、プラレールのものであってもそのケースの画像を掲載するのはご遠慮された方がよろしいかと思われます。

すいませんが、もう少しご説明したいことがございますので、もう少しお待ちください。

著作権法47条の2におきましては、ネットオークション等におきまして美術の著作物等の取引を行う場合、当該著作物の商品画像を掲載するに際し、美術品を写真撮影したり、それをスキャナーに読み込んだりした時点で複製となり(著作権法2条1項15号)、それをサーバーにアップロードした時点で送信可能化(同法2条1項9号の5)となり、その後実際にネット上で送信された時点で自動公衆送信(2条1項9号の4)がなされることになります。

そしてこれらの行為はそれぞれ、複製権(同法21条)と公衆送信権(同法23条。送信可能化を含む)と抵触してしまいますので、それでは美術著作物(原作品または複製物)という商品の情報提供が違法として禁止されてしまい、商品流通を阻害することになってしまい適当ではないため、かかる場合には、一定要件のもとに、商品情報としての画像の掲載が認められることとなります。

画像の掲載が認められる場合の具体的な基準につきましては、著作権法の細則を定めた、著作権法施行令(政令)7条の2や著作権法施行規則(省令)4条の2に記載されています。

同基準におきましては、ご質問にありますように、以下のように示されています。

1.デジタル方式により法第47条の2に規定する複製を行う場合において、当該複製により複製される著作物に係る影像を構成する画素数が32,400以下であること。

2-1.デジタル方式により法第47条の2に規定する公衆送信を行う場合において、当該公衆送信により送信される著作物に係る影像を構成する画素数が32,400以下であること。または、

2-2.公衆送信を受信して行う著作物(美術作品の画像)の複製を電磁的方法により防止する手段であって、著作物(美術作品の画像)の複製に際し、これに用いられる機器が特定の反応をする信号を著作物(美術作品の画像)とともに送信する方式によるものを用い、かつ、当該公衆送信により送信される著作物に係る影像を構成する画素数が90,000以下であること

この2-1と2-2はいずれかの一方を満たせばよいことになります。したがいまして、画像の画素数を32,400以下とするか、または、電磁的方法によりユーザーが画像の複製をすることを防止する手段を講じている場合には、その画像の画素数を90,000以下というより高画素数でその画像をネットに掲載できるということになります。

したがいまして、複製の防止措置を講じずに販売目的で美術作品(本件ではプラレールやリカちゃん人形)の画像をネットに掲載する場合には、画素数を32,000(法律上は32,400)以下とすれば、問題はないということになります。

なお、この「美術の著作物」には、学術書に基づき判断しますと、応用美術も含まれると解釈できるものと推測されます。

また、著作権法におきましては、複製を電磁的方法で防止する手段として、①機器が特定の反応をする信号を画像と共に送信する方式、②機器が特定の変換を必要とするよう画像を変換して送信する方式があり、そのうち、本基準にいう電磁的方法は、①をいっております。具体的には、SCMS、CGMS、擬似シンクパルス方式(マクロビジョン方式)などがあると思うのですが、これらのうち前記①に該当するものを指します(この辺のことはあまり詳しくは知りませんことご了承ください。)。

質問者: 返答済み 9 日 前.
12372;丁寧にありがとうございます。
難しいですね・・まとめると結局、商品(本件ではプラレールやリカちゃん人形)の画像をネットに掲載する場合には、画素数を32,000(法律上は32,400)以下とすれば、問題はない。商品ケース(=パッケージとなる箱等)の画像を掲載するのはやめた方がいい、箱の中身の商品本体だけを写真で掲載するのが良いということでしょうか?

そういうことです。

質問者: 返答済み 9 日 前.
12373;すが弁護士の先生ですね・・凄く勉強になりました・・もう1点お手数ですが、仕入に関しても悩んでおりまして教えていただきたいです。
過去の先生の質疑を見させていただいたのですが正規品か否かを調べて、正規品であれば権利者(商標権の権利者)の許諾を得なくても販売できる、とありました。
例えばタカラトミーの卸業者から仕入れた商品が正規の商品であれば、タカラトミーに販売許可をいただかなくても販売(転売)しても法的には大丈夫、とうことであってますでしょうか??

その通りです。

いわゆる消尽論というものでして、最初の正規販売により、権利は用い尽くされたことになりますので、その後の転売に対して権利を行使することはできないという理屈です。

質問者: 返答済み 9 日 前.
12372;丁寧にありがとうございます!
これは評価すると以降の質問で追加の料金がかかってしまうのでしょうか??

そうなります。

ただ、新しいご質問をされる場合には、別質問という扱いですので、一旦評価していただきますようお願いします。

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質問者: 返答済み 9 日 前.
20998;かりました!本当にありがとうございます!

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