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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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先日本を単著で出版しました。それは医療系の専門書です。本を出版すると我々は評価されます。所属している学会がポイントもつけ

ユーザー評価:

先日本を単著で出版しました。それは医療系の専門書です。本を出版すると我々は評価されます。所属している学会がポイントもつけてくれます。そのポイント申請をするために申請をしました。単著の場合、全てのページをコピーして送信する旨の指示が学会からありました。これは違法行為だと思うのですが、問題ないのでしょうか?
JA: 了解いたしました。お住まいの都道府県を教えていただけますか?
Customer: 東京都です。
JA: ありがとうございます。上記の他に、弁護士に事前に伝えておきたいことはありますか?
Customer: 続きがあります。コピーは違法行為となるので代替案として、「本自体を郵送するので
それを確認し、返送してください。
新品の本ですから丁寧に扱ってください」
と依頼しました。すると、一旦提出されたものは
一切返却しない、当然買い取りもしないと言われました。
こちらも、様々な問題がある規定と思います。

弁理士です。

コピーを違法行為とお考えのようですが、それは、その専門書の出版権をその専門書の出版者に設定したため、その専門書をコピー(複製)すると、その出版社の出版権の侵害になるというお考えからでしょうか?

著作権法80条1項1号には次のように規定されています。

「(出版権の内容)

第80条 出版権者は、設定行為で定めるところにより、その出版権の目的である著作物について、次に掲げる権利の全部又は一部を専有する。

 一 頒布の目的をもって、原作のまま印刷その他の機械的又は化学的方法により文書又は図画として複製する権利、以下省略」

すなわち、出版権を設定された出版社は、頒布の目的でその本を複製する権利を独占排他的に持っているということです。そのため、頒布の目的がなければ、その本(本件では専門書)を複製しても、出版権と抵触することにはなりません。

また、その専門書の著作者は質問者様ですので、質問者様ご自身でコピーしても、著作権と抵触することはなかろうかと思われます。

そのため、ポイント申請のためにその専門書の全頁をコピーして、学会に送信しても、違法行為にはならないものと思われます。

質問者: 返答済み 11 日 前.
36820;信ありがとうございます。それでは、専門書をコピーや写真をとっても「頒布の目的がなければ」問題ないのですね。例えば、本屋さんに行ってスマートフォンで本の中身を写真に撮っても「頒布の目的がなければ」違法行為ではないのですね。
質問者: 返答済み 11 日 前.
12414;た「頒布の目的」の担保をどう確認とるか?と言う問題もあると思います。例えば今回、学会に本のコピーを全て提出しさまざまな担当者がそれをみると思います。 見るだけでは問題ないですが、そのうちの誰かが「頒布」をした場合は違法行為となるのですね。重ねて質問させて申し訳ございません。ご回答よろしくお願いします。

本屋さんに行ってスマートフォンで本の中身を写真に撮る場合、私的使用の目的であれば著作権法とは抵触しないこととなります(著作権法30条)。「頒布の目的がなければ」違法行為とならない、というのは出版権に対してです。

そのため、頒布の目的がなくても、私的使用の目的もない場合には、出版権とは抵触しませんが、複製権と抵触することになろうかと思われます。

また、私的使用目的の複製であっても、本屋さんでコピーを禁止しているにもかかわらず、コピーしますと、いわゆる施設管理権を根拠とする違法行為になろうかと思われます。これは著作権とは関係がございません。

『そのうちの誰かが「頒布」をした場合は違法行為となるのですね』につきましては、そうなろうかと思われます。また、私的使用の目的以外の目的で複製しますと複製権(同法21条)と抵触することになろうかと思われます。

また、その複製物を譲渡しますと出版権の他に譲渡権(同法26条の2第1項)と、貸与しますと貸与権(同法26条の3)とも抵触することになろうかと思われます。

質問者: 返答済み 11 日 前.
30906;認です。「私的利用として個人的にコピーするのは問題ない、それを頒布もしなれば問題はないのですね。」 今回は学会のポイント申請です、例えば、書物を全てPDFファイルにして提出した場合、複数のポイントを審査するメンバーにそのデータを拡散した場合は「頒布目的」となりますので問題ではないですか? 書物を一旦すべてプリントアウトし一人ずつ審査目的で確認する方法は「頒布」をしていないので問題ないと思います。後者の方法で物事を進めていけば問題ないように思えますが、そのような理解でいいですか? それとも「頒布」していても、審査が目的なら「頒布」しても問題ないのですか?

頒布とは、「有償であるか無償であるかを問わず、複製物を公衆に譲渡し、又は貸与することをいい・・・以下省略」と規定されています(同法2条1項19号)。

また、「公衆」は、「不特定多数」、「不特定少数」及び「特定多数」をいい(2条5項)、特定少数の者は入りません。

そのため、データの拡散が特定少数者の間で行われているのであれば、公衆に譲渡又は貸与とはならず、頒布したことにはなりません。その逆は頒布になります。

そのため、審査するメンバーの人数によって公衆となるか否かが変わってきます。また、審査するメンバーが一定期間、固定されてない場合には、不特定者と判断される可能性もあります。定量的な基準は存在しませんので、ケースバイケースで判断されることになろうかと思われます。したがいまして、ご質問内容はグレーゾーンの領域に入るものと思われます。

質問者: 返答済み 11 日 前.
12392;ても勉強になりました。ご親切にありがとうございました。

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