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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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事故が起きそうな重大インシデントを撮影したドライブレコーダーの映像に、キャプションを入れるなどして編集した動画をTwit

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事故が起きそうな重大インシデントを撮影したドライブレコーダーの映像に、キャプションを入れるなどして編集した動画をTwitterで公開した所、無許可でドライブレコーダーの映像を集めた動画の中に用いられ、YouYubeのチャネルで公開されていました。
ネットに強い弁護士を検索し、相談メールを送った所、「ドライブレコーダーの映像は創作性があるものではないため、
著作物に当たらないという判断になると思料されます。」と返されてしまいました。
キャプションなどを入れ編集してあるものですが、著作権侵害は問えないのでしょうか?
JA: 了解いたしました。お住まいの都道府県を教えていただけますか?
Customer: 千葉県千葉市中央区です。
JA: ありがとうございます。上記の他に、弁護士に事前に伝えておきたいことはありますか?
Customer: 民事、刑事両方で告訴出来る可能性と、そこまでいかずとも、発信者情報開示は可能でしょうか?

知的財産権を専門とする者です。

著作権は「著作物」に発生します。

この「著作物」とは、法律上以下のように規定されています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(著作権法2条1項1号)。

すなわち、著作物といえるためには、「創作的な表現」であることを必要とします。

例えば、死亡記事や人事異動、「東京タワーの高さは333メートルです」など単なる事実を述べたに過ぎない文章には、創作性がないとして「著作物」とはなりません。

また「暑中見舞い申し上げます」やそれに続く「猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。」などのような暑中見舞いの挨拶や季節の挨拶に通常使われる文言、通常の表現による契約書など、定型的な文章といったものなども創作的な表現とは認められず、「著作物」とはなりません。

要するに、その文章を作成するに当たり、作者において独自の表現の選択の幅が少ない場合において創作した文章等は、創作性が低く著作物にはならない可能性が高まります。

そのため、題号などの短い文や文章の一部分といった短い部分のみを利用した場合は、その短い文章が著作物となる可能性は低いものと考えられます。ただし、短い文章でも俳句や短歌などのような場合には創作性が認められて「著作物」となる場合もあります。

また、著作物における「創作性」とは、高度な芸術的、文芸的なものである必要はなく、上述した事実のみや定型的なものありふれたものではなく、また、先行する他人の表現と似ていなければいいという程度のものですので、創作性について高度な芸術性まで要求しているものではありません。

極端な例としましては、幼児が描いたお母さんの絵ですとか、さらに申しますと、人間が猿に指示して描かせた絵であっても「著作物」となりえます(この場合は、猿が描いていますが、実質的には指示を出した人間が描いた絵ということになります)。

以上のことは著作物が映像の場合でもいえることです。その映像に撮影者の何らかの個性が表現されている、すなわち創作性が認められるのであれば、著作物となり著作権が生じます。

これらのことから考えますと、ドライブレコーダーは運転中の映像・音声などを記録する車載装置(カメラ)をフロントガラスに取り付け、車の前方や車内の映像を自動的に録画・保存するものですので、その映像の作成に人の創作活動が関与したものとはいい難いため、著作物には該当しないものと思われます。

一方、キャプションにつきましては、先にご説明したような創作性が認められる可能性は否定できませんが、ありふれたものですと、著作物性は否定されるものと思われます。

本件では、映像とキャプションが結合された著作物ともいえますので、これらが分離できるものとして、映像部分は著作物性はなくとも、キャプション部分に創作性があるとして著作物に該当し著作権が生じているという主張が通れば、著作権侵害として、民事・刑事及び発信者情報開示請求が可能になるものと思われます。ただし、キャプションが著作物に当たるか否かの判断はこの場ではできかねます。

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質問者: 返答済み 14 日 前.
33879;作物としての判断は最終的に裁判官や検察になるという事ですね。
ありがとうございました!

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