JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • やり取り回数、制限なし
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
patent777に今すぐ質問する
patent777
patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 812
経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
61167350
ここに 特許・商標・著作権 に関する質問を入力してください。
patent777がオンラインで質問受付中

はじめまして。フリーランスでイラストレーターをしているものです。

ユーザー評価:

はじめまして。フリーランスでイラストレーターをしているものです。
JA: 了解いたしました。お住まいの都道府県を教えていただけますか?
Customer: 今回SNS(Tiktok)にて自分の作品が無断転載されていることを報告されました。
JA: ありがとうございます。上記の他に、法律の専門家に事前に伝えておきたいことはありますか?
Customer: 住まいは千葉県です。

知的財産権を専門とする者です。

具体的な内容を記載していただけますでしょうか。

質問者: 返答済み 9 日 前.
時系列順に書きます。 

去年の5月に同人誌イベント(コミケのようなもの)に参加しました。その時ゲストさんを呼んでみんなのイラストを一冊にまとめる「合同誌」と呼ばれるものを作成しました。その合同誌は特殊でスマートフォンのカメラ越しに見るとイラストが動くように作りました。自分はイラスト制作からプログラミングまで、ゲストさんにはイラストまで描いてもらっていただき、動かす作業工程は自分で行いました。(一冊1000円で販売しました)

2020年、年が明けたぐらいにその本のアプリ版を作成しました。アプリ化の作業は全て自分で行いました。(アプリはWindows、Mac,Android、iOS対応しているものです)
パソコン版は495円,スマホ版は0円でダウンロードできます。

今回無断転載されたのはその動いているイラスト映像を録画し特定のSNS(Tiktok)に無断転載されたものになります。
一週間前ほどに自分のフォロワーさんより無断転載の報告を受けました。自分はTiktokをやっていないのでその方に通報していただき、数時間後「該当ページがなくなりました」と報告を受けました。

本日違う方から無断転載の報告を受け、見てみると先日報告された方が再度無断転載行っていました。
流石に自分で対応しようとTiktok上でコンタクトを取ったら即ブロックされました。
報告した作品は削除されたようですが、自分の他の作品や、イラストレーター界隈で繋がりのある方のイラストの無断転載コンテンツは残ったままになっているようです。

いままで無断転載で泣き寝入りをしたイラストレーターの方が周りに沢山いた身としまして、どうにか処置をすることが出来ないかなと考えております。
回答は、明日の昼過ぎにさせていただきますことご了承ください。
質問者: 返答済み 9 日 前.
了解しました。

 イラストやその映像は創作性のある限り(通常は創作性があるものと思われます)著作物となり、各々のイラスト、その映像、合同誌にそれぞれ著作権が生じることとなります。

 そのため、イラスト、映像、合同誌を著作権者の許諾なく複製(コピー)しますと、各著作権のうちの複製権の侵害となります(著作権法21条)。

 また、許諾なくネット(「Tiktok」も含む)に掲載しますと公衆送信権(いわゆるネットに掲載できる権利、同法23条)の侵害にもなります。

 このような著作権の侵害に対しましては、各著作権者は、民事として差止請求(同法112条)や損害賠償請求(民法709条)が可能となり、また、相手方が故意に(著作権侵害になることを知って)複製したり、ネットに掲載している場合には、刑事罰の適用対象ともなります(著作権法119条等)。

 一般的には、いきなり訴訟を起こすのではなく、警告書を内容証明郵便などで送付し、その上で相手方と訴訟外で交渉して、解決を図るというパターンが多いようです。

 そして、交渉が決裂した場合に初めて訴えるということになろうかと思われます。

 そのため、まずは、現にまだイラストやその映像がTiktokに掲載されているのであれば、その運営者に削除要請して、削除してもらうようにしてください。

 これは「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(通称「プロバイダ責任制限法」という)を適用してサイト(Tiktok)の運営者に損害賠償をさせることの可否について定めた法律に基づくものです。

 この法律は、サイト管理者(以下「乙」とします)が、自ら提供する特定電気通信による権利者(質問者様、以下「甲」とします)の著作権を侵害する情報(イラスト、映像など)の送信を防止するための措置を講じなかった場合に、乙が損害賠償責任等(民法709条等)を負う場合(又は負わない場合)について規定したものです。

 乙が損害賠償責任を負う場合(プロバイダ責任制限法3条1項)とは、

 「(1)送信の防止が技術的に可能である場合、かつ、

 (2-1)管理者(乙)が侵害とされる情報の流通により他人(甲)の権利(著作権)が侵害されていることを知っているとき(同項1号)、または

(2-2)管理者(乙)が侵害とされる情報の流通を知っており、かつ、情報の流通により他人(甲)の権利(著作権)が侵害されていることを知ることができたと認めるに足りる相当の理由があること(同項2号)。」

の要件を満たすときとなります。

 単にプロバイダ(乙)に対して、流通している情報が自己の著作物であるという連絡のみで、その主張について何の根拠も提示していないような場合は上記(2-2)でいう「相当な理由がある」には該当せず、乙が情報の流通を防止しなくても本法律に反しているとはいえないと思われます。

 そのため、甲としては、乙に対して、他人の掲載している画像が甲のものであること、その他人の行為が複製権(著作権法21条)および公衆送信権(同法23条)を侵害するものであることを、乙が応じなければプロバイダ責任制限法3条1項に違反することになり、不法行為による損害賠償責任(民法709条)を問われる「可能性」があることを内容とする連絡をするという方法が考えられます。

 またサイトの運営者であるTiktok(乙)に対して、相手方の情報を開示してもらうべく、プロバイダ責任制限法に基づく「発信者情報開示請求」をし、相手方の情報を得た後に、その相手方に対して、警告書を発することになろうかと思われます。

 なお、発信者情報開示請求の手続きに関しましては「プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会」が作成した「プロバイダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドライン 第5版:平成30年2月  」 (https://www.telesa.or.jp/ftp-content/consortium/provider/pdf/provider_hguideline_20180208.pdf#search=%27%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%80%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E5%88%B6%E9%99%90%E6%B3%95%E7%99%BA%E4%BF%A1%E8%80%85%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%96%8B%E7%A4%BA%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3+%E7%AC%AC%EF%BC%95%E7%89%88%27
)を参照されるとよいでしょう。

 なお、発信者情報開示請求をするにあたって、「正当な権利者であることを証明する資料」の提出が求められますが、正当な権利者であることを証明するには、例えば、①著作物等に関して著作権法に基づく登録がなされている場合における登録されていることを証明する書面を提出すること、②著作物等の発行・販売等に当たって著作権者等の氏名等が表示されておりそのコピーを提出すること、③請求する以前に一般に提供されている商品やカタログ等であって請求者が著作権者であることを示す資料の写しを提出すること、④著作物等と著作権者等との関係を照会できるデータベースであって適切に管理されているものが提供されている場合における当該データベースに登録されて いることを証する書面を提出する、などの方法による必要があります。ただし、これらの方法以外の方法で証明してもかまいません。

本回答に関して何かご不明な点がございましたらご質問してください。

特にないようでしたら評価していただきますようお願いします。

patent777をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中

特許・商標・著作権 についての関連する質問