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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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お世話になります 大阪市内で歯科医院経営しております

ユーザー評価:

お世話になります大阪市内で歯科医院経営しております
実は「ママと子どもの歯医者さん」という医院名(屋号)を掲げて全国に数院展開している歯科医院のグループがあります。
「ママと子どもの歯医者さん」を商標登録しているそうです。
そのフランチャイズにはいると月7万円で「ママと子どもの歯医者さん」の文言を使用できるそうです。
ここでご質問なのですが、
「ママと子どもの歯医者さん」というフレーズは一般的な文章でもよくでてくる言葉ですし、医院名(屋号)に使用不可はわかりますが、例えばホームページや看板で
「村上歯科」としてサブタイトル的に「ママと子どもの歯医者さん」を使用したり
ホームページの内容の1文として使用は商標権には触れないと思うのですがいかがでしょうか?
もしダメな場合は、「ママと子どものための歯医者さん」と少し変更すれば可能でしょうか?
ご指導のほどよろしくお願いします。
アシスタント: ありがとうございます。お客様の悩みについてもう少し詳しくご説明いただけますか?
質問者: 簡単にいいますと、他人が商標登録している「ママと子どもの歯医者さん」という文言を看板やホームページに使用可能かということです

知的財産権を専門とする者です。

商標権の侵害となる場合とは「指定商品もしくは指定役務またはこれらに類似する商品もしくは役務に登録商標またはこれに類似する商標を使用する行為」をいいます(商標法2条3項、25条、37条等)。

登録商標である「ママと子どもの歯医者さん」の指定役務は「歯科医業」であろうと思われますが、質問者様も歯科医院を経営されているとのことですので、質問者様がその登録商標を歯科業務に関する看板やホームページに使用しますと、形式的には、指定役務についての登録商標の使用ということになり、商標権の侵害というなろうかと思われます。

一方、商標の「使用」につきましては、商標法2条3項におきまして、具体的な使用態様が規定されてます(同1号~10号)。

例えば、本件に該当すると思われる使用態様として、役務(歯科医業)に関する広告(看板、ホームページ)に標章(「ママと子どもの歯医者さん」)を付して展示したり、電子的方法(ネットなど)により提供する行為が挙げられています(同8号)。

ただし、これらの使用態様であっても、商標の機能を発揮するような態様で使用されていなければ実質的な登録商標の使用とはならないため、商標権の効力が制限されます(同法26条1項6号)。商標法の条文では商標権の効力が制限される使用態様の一つとして以下のように記載されています(26条1項6号)。

「前各号に掲げるもののほか、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができる態様により使用されていない商標」

すなわち、商標の機能と申しますのは、「自他商品等識別機能」、「出所表示機能」、「品質保証機能」、「宣伝広告機能」といったものがございますので、例え形式的には商標の使用であっても、これらの機能を発揮するような態様で使用されていなければ、商標権の効力が制限されて、商標権の侵害にはならないことになります。

例えば、登録商標をある文章の一部として使用されているに過ぎない場合には、形式的には商標の使用であっても、「自他商品等識別機能」や「出所表示機能」等を発揮している態様とはいえません(すなわち、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができる態様により使用されていない)ので、商標権の効力が制限されるということになります。

これらのことから判断しますと、登録商標である「ママと子どもの歯医者さん」の自他商品等識別機能や出所表示機能などが発揮されない態様で使用される場合には、商標権の侵害にはならないことになります。

そのため、ホームページの中の文章の一部に「ママと子どもの歯医者さん」という文言が入っても問題はないものと推測されます。ただし、看板への「ママと子どもの歯医者さん」の表示につきましては、その表記の仕方次第では需要者がその商標権者歯科医院と認識する可能性は否定できないものと推測されますので、ご注意が必要かと思われます。

質問者: 返答済み 8 日 前.
12372;指導ありがとうございます
専門用語が難しく何となく理解できた程度ですが、看板に大きく表示する場合
① ママを平仮名に変更→ままとこどもの歯医者さん
② 順番を入れ替える→こどもとママの歯医者さん
③ ためを挿入→ママとこどものための歯医者さん
以上3つも看板だとひっかかる可能性があると考えるべきなのでしょうか?
それと商標登録している「ママとこどもの歯医者さん」は横または近くにロゴマークが必ずセットになっております  ロゴマーク添付しております
お目通しお願いします
ロゴマークは真似をせず、オリジナルのものを作成し使用するつもりです。
その場合は大丈夫だと考えますがいかがでしょうか?
ご指導のほどよろしくお願いします。

専門的な表現で理解しずらくしてしまい申し訳ございません。

先にもご説明しましたが、商標権の侵害となる場合として、登録商標の使用の他に、登録商標に「類似する商標」の使用も含まれます。

この類似するか否かの判断は難しく断定的なことは申せないのですが、判断方法としましては、「両商標の外観(見た目)、称呼(呼び名)又は観念(意味や内容)等によって需要者に与える印象、記憶、連想等を総合して全体的に観察し、出所混同のおそれがあるか否か」によって判断することになろうかと思われます。

そうしますと、登録商標である「ママと子どもの歯医者さん」と「ままとこどもの歯医者さん」、「こどもとママの歯医者さん」、「ママとこどものための歯医者さん」を比較しますと、じっくり見ますと文字の構成が違うということが分かるのですが、需要者の印象や記憶に基づいて、パット見た場合には、同じような印象を与えて、質問者様のお考えになられた商標の出所が商標権者のものであると判断され、出所の混同を起こす可能性は否めないのではないかと推察されます。

そのため、両商標は類似すると判断される可能性は否定できないものと推察されます。また、ロゴマークと「ママとこどもの歯医者さん」がセットで表示されている場合、構成上、一連一体となっていない場合には、分離観察といいまして、ロゴと文章は分離して類否判断される可能性があり、そのため、いずれか一方と同一又は類似しますと、両商標は類似と判断されるものと思われます。

したがいまして、文章部分で類似していますとロゴが異なっていましても両商標は類似すると判断される可能性は否定できないものと思われます。

patent777をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 8 日 前.
19969;寧にご指導ありがとうございました。
大体理解できました(^^)/

評価していただきましてありがとうございます。

質問者様のご期待に添えるような回答ができなくて申し訳ございませんでした。

また、何かございましたらご質問してください。

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