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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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レゴブロックのミニフィグを使って写真を撮影し、その写真をポストカードにてして販売したいと考えています。 アシスタント:

ユーザー評価:

レゴブロックのミニフィグを使って写真を撮影し、その写真をポストカードにてして販売したいと考えています。
アシスタント: ありがとうございます。お客様の悩みについてもう少し詳しくご説明いただけますか?
質問者: これが意匠権・商標権等に接触するか教えて頂けないでしょうか。
質問者: 返答済み 3 ヶ月 前.
20889;真のイメージについては、下記のサイトを参照頂ければと思います。
http://legoanywhere.com
他に回答頂くために必要な情報があれば言って頂ければと思います。
以上よろしくお願い致します。

知的財産権を専門とする者です。

一番問題となりそうなのが著作権です。

著作権は「著作物」に発生します。この著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したもの・・・」をいいます(著作権法2条1項1号)。

ご質問にあるレゴブロックのミニフィグにつきましても、思想又は感情の創作的な表現といえますので「著作物」に該当し、著作権が生じているものと思われます。

そのため、著作物であるミニフィグを写真に撮影する行為は、著作権法上の「複製」となります。この複製とは「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製することをいい・・・」と規定されています(同法2条1項15号)。

そのため、ミニフィグを無断で写真撮影しますと、著作権のうちの複製権と抵触してしまいます(同法21条)。また、それをポストカードにして販売しますと、著作権のうちの譲渡権とも抵触することになります(同法26条の2第1項)。

したがいまして、著作権者の承諾を得る必要があろうかと思われます。

一方、意匠権や商標権はレゴブロックのミニフィグについて使用する商品や物品を特定して特許庁に出願し、審査に合格しなければ権利は生じません。

しかし、著作権につきましては、創作した時点で自動的に発生します(同法17条2項)。そのため、意匠権や商標権は生じているか否かを調べる以前に、著作権が生じている可能性が高いので、少なくとも著作権との関係で許諾が必要になろうかと思われます。

質問者: 返答済み 3 ヶ月 前.
12372;返信頂きありがとうございました。ミニフィグ自体に「著作権」が発生している可能性が高いことについて理解致しました。少し掘り下げて質問させて下さい。レゴブロックのミニフィグは頭や体のパーツの組み合わせが可能となっていますが、この組み合わせによってレゴ社が製品として販売しているものではないミニフィグとした場合、著作権上の問題となるのでしょうか。それとも、ミニフィグを構成するパーツ(例えば顔等)単体に著作権が発生しており、いかなる組み合わせを行おうとも問題となり得るでしょうか。次に、著作権法上の「複製」については、著作権が発生しているもの(ミニフィグ全体であれ、顔等のパーツであれ)を写真で撮影する行為が該当するとのことですが、写真を撮影しホームページやSNSにアップすることですら問題になり得るのでしょうか。レゴのミニフィグ製品を購入して写真撮影を行いホームページやブログ等で公開している事例は多々あるように思うのですが、これはレゴ社が黙認しているだけというのも少し納得しかねます。また、正直申し上げると、レゴのミニフィグの写真を販売しているサイトや事例は国内外にもあり、どのような対応をするのが適切か迷っております。

本日の夜に回答しますのでそれまでお待ちくださいますようお願い申し上げます。

「著作物」となるかどうかはそれに「創作性」があるかどうかによって決まってきます。

ミニフィグのパーツであってもそれに「創作性」があれば、著作物となります。そのため、顔であれば創作性が認められやすいと思われますが、体、手足などは、特徴的な形状・模様でなければ、創作性は認められず、著作物にはならないと思われます。

そのため、パーツだから著作権はないということではなく、あくまで「創作性」があるかどうかで判断されることになります。

続きまして、ミニフィグを写真撮影しますと「複製」となり、複製権と抵触すると申しましたが、著作権法には、権利制限の規定があり(同法30条~49条)、それに該当する場合には、無断で著作物を利用しても著作権の侵害とはなりません。

例えば、著作物であるミニフィグを撮影しても、個人や家族で利用する目的であれば、複製権の侵害にはなりません(同法30条)。ただし、ご質問にあるように個人的なホームページやSNSにその撮影した写真を掲載しますと、私的使用の目的とはならず、複製権や公衆送信権(ネットに掲載する権利)と抵触してしまいます(同法23条)。

また、著作権の制限として、著作物を正規に購入しますと、その購入者は、その著作物をそのまま(改変等をせず)転売したり、その後の転得者が転売しても、著作権の効力は及びません(すなわち著作権侵害とはなりません。同法26条の2第2項)。これは正規に著作物を譲渡(販売や贈与等)した場合には、その時点で著作権者は適正な対価を得ているのですでに著作権は消尽し、その後は著作権の効力を及ぼすことができないということです。

したがいまして、「正規」に購入したその著作物を転売する行為は譲渡権とは抵触しないことになります。

一方、その正規に購入した著作物を販売するためには、ネットにその著作物(商品)の画像を掲載することが近年ではよく行われる行為です。そのため、著作権法にはこのような行為については著作権が制限される規定が存在します(同法47条の2)。以下に、この47条の2についてご説明します。

著作権法47条の2におきましては、ネットオークション等におきまして美術の著作物等の取引を行う場合、当該著作物の商品画像を掲載するに際し、美術品を写真撮影したり、それをスキャナーに読み込んだりした時点で複製となり(著作権法2条1項15号)、それをサーバーにアップロードした時点で送信可能化(同法2条1項9号の5)となり、その後実際にネット上で送信された時点で自動公衆送信(2条1項9号の4)がなされることになります。

そしてこれらの行為はそれぞれ、複製権(同法21条)と公衆送信権(同法23条。送信可能化を含む)と抵触してしまいますので、それでは美術著作物(原作品または複製物)という商品(本件ではミニフィグ)の情報提供が違法として禁止されてしまい、商品流通を阻害することになってしまい適当ではないため、かかる場合には、一定要件のもとに、商品情報としての画像の掲載が認められることとなります。

画像の掲載が認められる場合の具体的な基準につきましては、著作権法の細則を定めた、著作権法施行令(政令)7条の2や著作権法施行規則(省令)4条の2に記載されています。

同基準におきましては、ご質問にありますように、以下のように示されています。

1.デジタル方式により法第47条の2に規定する複製を行う場合において、当該複製により複製される著作物に係る影像を構成する画素数が32,400以下であること。

2-1.デジタル方式により法第47条の2に規定する公衆送信を行う場合において、当該公衆送信により送信される著作物に係る影像を構成する画素数が32,400以下であること。または、

2-2.公衆送信を受信して行う著作物(美術作品の画像)の複製を電磁的方法により防止する手段であって、著作物(美術作品の画像)の複製に際し、これに用いられる機器が特定の反応をする信号を著作物(美術作品の画像)とともに送信する方式によるものを用い、かつ、当該公衆送信により送信される著作物に係る影像を構成する画素数が90,000以下であること

この2-1と2-2はいずれかの一方を満たせばよいことになります。したがいまして、画像の画素数を32,400以下とするか、または、電磁的方法によりユーザーが画像の複製をすることを防止する手段を講じている場合には、その画像の画素数を90,000以下というより高画素数でその画像をネットに掲載できるということになります。

したがいまして、複製の防止措置を講じずに販売目的で美術作品(本件ではミニフィグ)の画像をネットに掲載する場合には、画素数を32,000(法律上は32,400)以下とすれば、問題はないということになります。

なお、この「美術の著作物」には、学術書に基づき判断しますと、応用美術も含まれると解釈できるものと推測されます。

また、著作権法におきましては、複製を電磁的方法で防止する手段として、①機器が特定の反応をする信号を画像と共に送信する方式、②機器が特定の変換を必要とするよう画像を変換して送信する方式があり、そのうち、本基準にいう電磁的方法は、①をいっております。具体的には、SCMS、CGMS、擬似シンクパルス方式(マクロビジョン方式)などがあると思うのですが、これらのうち前記①に該当するものを指します(この辺のことはあまり詳しくは知りませんことご了承ください。)。

したがいまして、正規品を転売することは可能であり、そのためにその商品画像をネットに掲載する行為も47条の2により著作権の侵害とならないため、ホームページ等でその画像が掲載されている事例が多いものと推測されます。

質問者: 返答済み 3 ヶ月 前.
19969;寧にご教示頂きありがとうございました。ここまでの話を整理させて下さい。・ミニフィグ全体、もしくは顔のパーツは創作性が認められやすいため、「著作物」となる可能性が高い。・著作物を個人や家族で利用する目的の場合、写真で撮影しても問題にはならない。・正規に購入した著作物を転売する場合、その目的のために賞品画像をネットに掲載する行為も、きちんと条件を満たせば著作権の侵害とならない。・しかし、転売目的ではなく、個人的なホームページやSNSに写真を掲載した場合、複製権や公衆送信権と接触する。これを踏まえて厳密に解釈すると、ミニフィグのポストカードを製作することはもちろん、ホームページやインスタグラム等のSNSに写真を掲載することも問題となり得ると理解致しましたが、正しい理解でしょうか。この状況を踏まえて、質問させて頂きたい内容がまだあるのですが、このまま続けて質問させて頂いてもよろしいのでしょうか。それとも追加でお支払い等が必要でしょうか。納得いくまで相談させて頂きたいため、追加のお支払いが必要でしたらお申し付け下さい。

「これを踏まえて厳密に解釈すると、ミニフィグのポストカードを製作することはもちろん、ホームページやインスタグラム等のSNSに写真を掲載することも問題となり得ると理解致しましたが、正しい理解でしょうか。」

そういうことになろうかと思われます。

ミニフィグを正規に購入し、それをそのまま転売する行為は問題ないのですが、ミニフィグのポストカードを製作する行為は、著作権と抵触し、正規品でない商品の写真をネットに掲載する行為は著作権と抵触することになろうかと思われます。

今までの回答で質問者様の当初のご質問に対する回答になろうかと思われますので、この時点で評価していただきたいと思います。

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