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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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はじめまして。 音楽教室をしているものです。質問にお答えいただけますでしょうか。

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はじめまして。
音楽教室をしているものです。質問にお答えいただけますでしょうか。
レッスン中に生徒が演奏しているところを映像や音声に記録して生徒さんにもお渡ししています。
その場合、記録しているのは私ですが演奏や被写体が生徒さんなので、その記録を私が勝手にホームページなどで公開したりしては問題になるのでしょうか。
また、逆に記録物の著作権が私にあると思うのですが、生徒さんが勝手に利用することも問題が起こりそうで心配です。
トラブルが起こらないようにするには、お互いにどのような決め事をしておけば安心でしょうか。
ご教示ください。よろしくお願いいたします。

知的財産権を専門とする者です。

まず権利の帰属関係からご説明いたします。

質問者様は、生徒さんが演奏している映像を記録していますので、その記録物についての著作者となり、著作権を有しています。

なお、著作者とは「著作物を創作する者」をいいます(著作権法2条1項2号)。

一方、生徒さんは演奏をしていますので、実演家の権利として著作隣接権を有します。また、映像に生徒の顔が映っている場合には、肖像権も有していることになります。

なお、実演家とは「俳優、舞踊家、演奏家、歌手その他実演を行う者・・・」をいいます(同法2条1項4号)。この実演家には素人でも演奏等の実演をしている者であれば実演家となります。

また、演奏している曲について、古くて著作権が切れているものでなければその作詞家ないし作曲家が著作権を有していることになります。

これらを前提に以下ご説明しますと、

①質問者様が生徒の演奏を映像や音声に録音する行為は、作詞家ないし作曲家が有している著作権のうちの複製権(同法21)と、また、生徒さんの有する著作隣接権のうちの録音・録画権(同法91条)と抵触してしまうと思われます(同法21条)。

ただし、これら作家ないし楽曲を管理しているJASRACなどの音楽著作権管理団体や生徒さんから許諾を得ているのであれば問題はございません。

②質問者様がその記録物を生徒に渡す行為は、作詞家ないし作曲家の有する譲渡権と抵触するものと思われます(同法26条の2第1項)。

ただし、これら作家ないし楽曲を管理しているJASRACなどの音楽著作権管理団体から許諾を得ているのであれば問題はございません。

③質問者様が記録物をホームページに掲載する行為は、作詞家ないし作曲家の有する公衆送信権(同法23条)、生徒さんの有する送信可能化権(92条の2第1項)及び肖像権と抵触する可能性があるものと思われます。

これらも許諾を得ているのであれば問題はございません。

④生徒さんが無断で質問者様の創作した記録物をネットに掲載するなどの利用をしますと、質問者様の有する著作権(複製権や公衆送信権など)を侵害することになります。

したがいまして、質問者様や生徒さんがご利用する場合には、これら著作権、著作隣接権、肖像権の各権利について利用許諾の契約を結ぶことが必要となるものと思われます。

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