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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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アメリカのメーカーの学習系DVDを日本で販売しています。日本では当社だけが代理店契約を結んでおり、販売パートナーになるた

ユーザー評価:

アメリカのメーカーの学習系DVDを日本で販売しています。日本では当社だけが代理店契約を結んでおり、販売パートナーになるためには、メーカーの合意が必要です。
そのDVDを、大手通販サイトで当社価格よりも安く販売する業者が2社ほど現れました。
1社は、アメリカ国内で買いつけ送料のかからない方法で日本へ持ち込めば、なんとか販売可能な価格ではありますが、もう1社は明らかにそれよりも安く、不正コピーをしているとしか思えません。
今は1商品だけですが、放置しておけば、シリーズ全てをコピーされるかもしれませんし、他にもこういった業者が出てくるかもしれません。
著作権は当社でなく、メーカーにあると思いますが、何か有効な方法はありますでしょうか?当社でできること、メーカー再度でできることを教えて下さい。

知的財産権を専門とする者です。

本件の場合に著作権のどの権利に抵触するかを把握する必要があります。すなわち相手方の行為が違法となる根拠を明確にしておく必要がございます。

そこで、アメリカ国内で正規に購入したDVDであれば、それを販売する行為は違法とはなりません。この場合、DVDを正規に販売した時点で著作権は消尽しており、同一物に対して再度著作権を行使することができないためです(著作権法26条の2第2項5号)。

一方、正規に購入しても、その購入したDVDを私的使用の目的でなく複製する行為は、著作権のうちの複製権と抵触します(同法21条)。また、その複製物を販売する行為は、譲渡権と抵触します(同法26条の2第1項)。

また、著作権侵害品を、情を知って、頒布したり、所持したりする行為も著作権侵害(間接侵害)となります(同法113条1項)。

そのため、正規に購入したDVDを販売するのではなく、DVDを複製する行為及びその複製したDVDを販売する行為や所持する行為が著作権侵害となりますので、それを行っている者が侵害者ということになります。

そして、著作権の侵害に対しましては、民事としては差止請求(同法112条)や損害賠償請求(民法709条)などをすることができ、また、刑事罰としましては、侵害罪(著作権法119条、124条)の対象となります。

具体的な対応としましては、質問者様が行うことは、相手の確認や侵害品の特定をすることになります。

まず、侵害品の販売者、販売場所、販売価格などの確認をする必要があろうかと思われます。そのために、相手方のウェブページをコピー(日付もわかるように)して、保管しておくことをお薦めします。また、実際に不正コピーしたDVDを購入し、その後の交渉や訴訟となったときの証拠品として保管しておくことも重要かと思われます。その際には、ウェブページの購入ページや領収書、カタログなど、証拠品と考え得るものをすべてコピーしたり、保管しておいた方がよろしいかと思われます。

また、不正DVDの複製数量や販売数量を確認したり、推定しておけるようでしたらしておいた方がよろしいかと思われます。損害賠償請求をする際には、相手方の販売数量を根拠として算出するという方法も考えられるからです(著作権法114条1項)。

そして、相手方の行為が確かに違法複製品の販売であると確認でき、証拠などがそろったならば、相手方に対して、警告状を送付するか、裁判外での話合いをするか、交渉方法をどうするか、和解条件をどうするか、といったことを権利者であるアメリカのメーカーとご相談して決めることになろうかと思われます。

また、実際に相手方に対してアクションを起こす前に、著作権に詳しい弁護士を選任しておき、その弁護士の助言を受けながら、相手方へアクションを起こすという方法もあります。

そして、事前交渉がうまくいかなかった場合には、裁判所に訴えるということになろうかと思われます。

また、警察や検察に告訴することもできます(著作権法123条)。

特に、注意が必要なことを申しますと、相手方が販売しているDVDが不正にコピーしたものであるということを立証できる証拠を入手するまでは、むやみに動かれないほうがよろしいかと思われます。

立証できずに警告書を送付しますと、かえって相手方からそれによる損害賠償請求がなされる可能性もでてくるからです。相手方の逃げ道を封じてからアクションを起こされることが必要となります。

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質問者: 返答済み 1 年 前.
12431;かりました。まず証拠集めから始め、メーカーと対応を相談したいと思います。丁寧なご説明ありがとうございました。

評価していただきましてありがとうございます。

そうですね、質問者様は準備をなされ、実際の相手方との交渉等は権利者であるメーカーが行うという形で進められるのことをお薦めします。

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