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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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アマゾンで当店オリジナルブランドの商品を販売していますが、別のお店が同じようにアマゾンで販売しています。

ユーザー評価:

アマゾンで当店オリジナルブランドの商品を販売していますが、別のお店が同じようにアマゾンで販売しています。
取り扱いは当店だけです。
同じ商品画像、同じ説明文をそのお店も使っています。
ブランドの商標登録はしていませんが、著作権違反となるのでしょうか。
そのお店が販売できないようにしたいのですが、こちらで何か対策はできるでしょうか。
宜しくお願い致します。

知的財産権を専門とする者です。

商品画像や説明文を質問者様が作成したのであれば、それらに創作性があり「著作物」と認められる場合には著作権が生じます。

ここで「著作物」とは、著作権法上、以下のように規定されています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(著作権法2条1項1号)。
 すなわち「創作的」な「表現」について著作物であるとされ。著作権が生じます。そのため、「創作的な表現」でないものは著作物とはならず、著作権は生じません。そのため、そのような著作物ではないものを無断で利用しても著作権の侵害にはならないことになります。
 この「創作性」とは、完全な独創性までは要求されておらず、また、学術性や芸術性の高さも求められてはおらず、何らかの個性が現れていればよいとされています。もう少しくだけた言い方をしますと、他人の著作物の「模倣」でなければ、創作性は認められるといった程度のものといえます。
 ただし、いくら先行する他人の著作物の模倣ではなく、著作物に当たると主張しても、人事異動や死亡記事などの事実の伝達にすぎない雑報や、単なる日々の社会事象をそのまま表現したに過ぎない時事の報道については、著作物とは認められません(同法10条2項)。
 また、「思想又は感情」の「創作的な表現」が著作物として認められますので、例えば、「東京タワーの高さが333メートルである。」といった事実そのものを表現したにすぎないものや、月の軌道データのような自然科学上の事実、電車のダイヤ等のデータ、時刻表、理科年表などデータをほぼそのまま記載しているにすぎない文章は、「思想又は感情の創作的な表現」とはいえず、「著作物」には該当しません。
 写真にしましても、プリクラ、監視カメラの映像写真、自動証明写真のような単に機械的に撮影されたに過ぎないものは「創作的な表現」とはいえず、著作物とは認められません。構図、アングル、陰影、露出、シャッター速度、照明の光度、背景、などに工夫が凝らされ、撮影者の「思想又は感情が創作的に表現されているもの」でなければ、著作物として認められません(ただし、高度な芸術性までは要求されていないことは前述したとおりです)。

商品の写真であっても著作物として認められた判例もあります。
 さらには、日常の挨拶文(時候の挨拶文、転居通知、出欠の問合せなど)、商用文(物品の発注、代金の督促など)、スポーツやゲームのルール自体(ルールの解説書は除く)、題号(映画、書籍、CD等のタイトル)のようなものも「思想又は感情の創作的な表現」ではないといえます。
 上記のような創作性のないもの(単なる事実やデータなど)と共に、著者独自の(説明)文章も掲載されているような場合には、そのような独自の文章と創作性のない部分(単なる事実やデータ等)を併せた全体に対して、著作物と認められる可能性はあります。
 その場合であっても、単に創作性のない箇所(上記の例では事実の伝達にすぎない雑報部分、時事の報道部分、データ部分、創作性のない写真等)のみを利用しても、その部分が著作物でない以上、その利用は著作権の侵害とはなりません。
 要するに、模倣ではなく質問者様独自の何らかの個性が表現されている箇所は「創作的な表現」と認められ、「著作物」に該当し、「著作権」が生じていますので、その箇所を利用した場合には、著作権の侵害になります。ここでいう「利用」とは、その創作性のある箇所を「複製」したり、「翻案」したりといったようなことです(同法21条~28条)。
 したがいまして、商品画像や説明文に創作性があって「著作物」となるのでしたら、著作権が生じていますので、それをアマゾンで販売する行為は、著作権のうちの複製権(同法21条)や公衆送信権(同法23条)を侵害することになります。

そして、侵害している場合には、まずは内容証明郵便で相手方に警告し、それでも、相手方が販売行為を止めないのであれば、差止請求(同法112条)や損害賠償請求(民法709条)の訴えを起こす、という手順になるのが一般的です。

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質問者: 返答済み 1 年 前.
patent777様
回答ありがとうございました。
詳しく説明していただきよく理解できました。
今後、内容証明郵便などを検討してみます。

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