戸籍・離婚・家族親子関係
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育児に困るというケースは、特に障害児を持つ親によく見られます。健常児でも手がかかるわけですから、そうでない場合大変な労力がかかっているものと思われます。
義妹さんも、相当苦労されているのでしょう。「育児ノイローゼ」と言っているのも、おそらく体調不良から精神科へ通院し、そのような診断を受けたのでしょう。軽度のうつ状態にあるのかもしれません。うつは早期の治療が大切で、軽度のうつであれば、数か月で回復することもあります。
実際、本人が限界を感じているのでしょう。このような方に育児を任せるのは、子供にとって不幸です。子供には罪はないのですから。本来は、母親に勝るものはないと言いますが、治療ために「子供から離れる」ことも必要かと思います。今の状態では、状態を悪化させていくだけです。対処療法として、治療に専念する、つまり誰かが変わって育児をしなければなりません。そこで一番頼りになるのが、自分の母親です。
母親と同居であれば、あなた自身も手伝うことになるのは必須といえます。しかし、とりあえず1~2か月、あるいは数か月状態を見て、回復すればよし、どうしても自信がないということになって初めて児童相談所へということにしてはいかがでしょうか。
これは、今児童相談所へ通告するといことではなく、あらかじめこのような状況にあって、次第によっては、親権を手放す恐れがあるようだ、ということを相談しておいて対処の方法を探っておく。たとえばあなたたちで面倒見きれなくなった時の対処、里親探しなど、児童相談所が本格的に動くまでの打ち合わせをしておいてはいかがか、ということです。
子を手放す親は、本当にあまりいません。まずは快癒を待ってあげてはいかがでしょうか。