不動産・宅地取引・登記
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回答者tzx75が対応させていただきます。
あなたのマンションの所有権は、その建物の専有部分だけでなく、マンションの敷地にも及んでいます。
今回はその敷地に、土地収用法が適用になる状態でしょう。土地収用実行までの流れとしては、原則的な流れとしては、起業者の東京都から土地所有者に対し、説明会が開催され、事業概要やスケジュール、補償の方針などについての説明があります。
そして、起業者によって土地測量や建物の調査などが行われ、その後、起業者が調査結果にもとづいて調書という報告書を作成します。これを土地所有者に確認してもらい、署名押印をしてもらいます。権利者は、調書を見て内容が適切かどうか確認の後、署名押印します。その後、起業者が補償内容を決定して、土地所有者に対して説明をし交渉が開始され両者が納得したら、その内容で契約が締結されます。
このような任意交渉が不可能な場合、土地収用法によって強制収容が行われることになります。
今回あなたが主張されてている、敷地が狭くなることによる残地の価値低下に対する補償、
すなわち、土地が収容されることによって残地の価値が下がる場合には、その損失も補償の対象になります。そうした点も東京都の方に申し入れすることは可能でしょう。
ただ、このシステムでは、個別の対応は致しませんので、弁護士会か無料相談所の法テラスでその方面の専門の人を紹介してもらってください。