雇用・労働
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回答者tzx75が対応させていただきます。
あなたの会社のスタッフが、請負元のクライアントで仕事をしている際にお金を盗られたということでしょうか。私物を入れるロッカーはないのでしょうか。
また、直接相談をした事が、なぜ請負元からクレームが来て、取引が無くなることになるのでしょう。警察が調べれば、請負元にも調べはいくでしょうし、そのようなことで、辞めさせた場合は、労基署や労働局に訴えられ、よけい問題が大きくなると思います。
お答えします。
犯罪の発生に当たって、その職場の元請に通報するのは当然のことで、スタッフの管理ができていないことにはならないでしょう。
職場を提供している元請は、3次下請けの労働者であってもそれらの人に対しての安全配慮義務を問われることはありますから、反対にそうした事態をすぐに、元請に通報しない方が問題となるでしょう。
犯人を特定するということと、被害金額の補填をあなたの方で行うということとは別な問題だと思われます。
警察及び元請に言うことについては、違法性はなく、その行為自体は問題ないといえます。
反対に、元請に事件を隠そうとする方が問題で、再発防止に向け、元請と対策を持ちプライバシーの保護の点からも、鍵のかかるロッカー等の設置を検討することが必要でしょう。
また、労働安全衛生法からも休憩室の設置等も検討することも配慮すべき事があるかもしれません。