下痢になると、血液が付着するのはよくあります。特に、大腸炎の場合には、顕著で、血液と、ゼリーのような粘液が出てくることが多いです。ですから、最初から直腸検査をするケースは少ないでしょう。ただし、もっと高齢の場合は最初から腫瘍も考えていきますので、早期に直腸検査をするはずです。
年齢を考えると、直腸に腫瘍ができている可能性は高くありません。どのような検査がほかに行なわれたのかが分かりませんが、セカンドオピニオンを求めてみてください。
そこでも、同じ診断ならば、大学病院を紹介してもらい、手術がベストな治療法なのかを検討してもらいましょう。大学病院は完全紹介制ですので、必ず主治医に紹介してもらってくださいね。大学では、内視鏡、そして、それによるバイオプシー(細胞を採取して調べること)をするかもしれません。それで、腫瘍があり、切除がベストなら、まだ若いですから、手術をされることをぜひお勧めします。