こんにちは。
大型犬で12歳とご高齢で、嘔吐をするけれどものは出ないということですね。
高齢の大型犬の場合吐きたそうにするけれどなにも吐かない場合には、一番注意すべきは
胃捻転胃拡張症候群です。
胃がお腹の中で回転する病気で、その結果胃の拡張と虚血壊死をおこす病気で緊急疾患になります。ただちに手術して捻転した胃をもとの位置に整復固定する必要があります。しかし今回の症状は10日前からでており、今現在胃が捻転しているというより捻転しかかっている状態かもしれません。しかし胃腸の運動性が低下しており胃の拡張がおきている可能性があります。
本来はやはり病院での診察をお勧めしたいところです。しかしご無理であれば、対策として食前食後には運動させないこと、食事を少量ずつ小分けにして与えること、水もがぶ飲みさせないことをお勧めします。長時間の散歩は控えることもお勧め致します。
もし、吐きそうにしても吐けない状態がつづきその症状が治まらい場合には胃捻転が起きた可能性が高いのでその場合には速やかに病院に連れて行ってあげてください。
病院に連れて行ってあげられない場合でも、かかりつけ病院にご連絡してご相談してみていただき、例えば胃薬や胃腸の動きをよくするお薬などを処方していただくことをお勧め致します。