５才のメスの柴犬です。毎年季節の変わり目になると皮膚病に悩まされています。春は真菌性の皮膚病でひと月以上背中が数か所

抗生剤や抗真菌剤が必要になるかどうかは原因とその重症度によりけりです。

今回の症状からは前回の真菌（おそらく糸状菌だと思いますが）とは違う原因ではないかと思います。
細菌性あるいは他の真菌（マラセチア菌など）による皮膚炎、それとアレルギーが関与していることも考えられます。

一番理想的には検査で原因をはっきりさせ、治療していくことですが、もしあまりお薬を使いたくないのであれば、シャンプーやサプリメントを使うこともできます。
シャンプーに関しては薬用シャンプーや抗炎症成分の入った（ステロイドなどではありません） シャンプーもあり、あまりにひどい皮膚炎には少し弱いですが、副作用の心配がいらないので、使ってみる価値はあります。
サプリメントは体質改善（皮膚の状態の改善）のために使います。
こちらもそれほど強い効果が期待できるものではありませんが、長期的に飲むことで、皮膚の抵抗力を高めてくれることがあります。


それでも駄目な場合は食餌療法をするのも一つですし、やはりお薬に頼らないといけないと思います。
嘔吐が出やすいお薬は抗真菌薬やステロイド剤になりますので、前回吐いてしまったお薬がわかるのならそれ以外の薬にすることで嘔吐を防げるのではないかと思います。

そうでしたか。
病院で洗ってもらうことも可能かもしれませんが、あまりに嫌がる子は病院では無理かもしれませんし、一回のシャンプーで効果が出るものではありませんので、最低でも週に1，2回を一カ月以上繰り返さないと効果は期待できないと思います。

あと、水のいらないシャンプーというのもありますが、抗菌、抗炎症作用などは期待できない(汚れ、においを取るだけ）ですし、アレルギーの可能性がる場合はパウダーに反応してしまうことがあるのであまりお勧めできません。

そうなると現状を改善するにはやはりお薬になるでしょう。
前回吐いたのと違った種類のお薬を出してもらいましょう。
ぶつぶつの範囲が狭ければ塗り薬というのも一つの手です。


長期的な維持にはサプリメントや食餌療法も有効かもしれません。