猫
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猫の中耳炎の疑いはレントゲンである程度のところは判断可能ですが、可能であったら、CT+MRIをお勧めします。
CTは簡易的ではありますが、頭蓋内の硬構造(骨)を見ることが可能になります。
MRIは軟部組織、脳を見ることができるので、より評価がしやすくなります。
年齢が7歳ということもあるので、ステロイドでの対応でも悪くはないですが、できるだけ病気の原因をはっきりさせてあげることのほうが大切と考えます
ステロイドの欠点は問題をカバーしてしまい、今後の評価が難しくなります。
使っていない場合、今起きている問題についての評価が可能となり、今後の予後の予測が立てやすくなります。
同時に炎症をとってしまうので、中耳炎から内耳炎に波及する際に、注意しないといけない血管や神経の炎症を過小評価することとなります。
同時に、中耳内の水の貯留はMRIで明らかに評価しやすくなるので、撮られるならば投薬前の方がより良いです