別の専門家です。
>①の場合は二匹飼っているのでもう一匹にもうつりますか?もう一匹はケロッとしているので2か3ですかね…?
とありますが、もう一頭にうつるようなことはありません。
現状の症状としては、細菌感染による膀胱炎の可能性も十分あり、これは皮膚の常在菌であったり、陰部肛門周りの大腸菌など猫自身や環境由来の細菌の感染症であることが多いです。
ストレスや尿路結石の可能性ももちろんあるのですが、まず、ストレスによる症状と診断するには、他の可能性を除外しなければならないため、細菌感染や結石に対する治療を行ったも中々改善しないような場合に初めてストレスによる膀胱炎を疑います。
尿路結石による膀胱炎ですが、こちらが一番問題となることが多く、もし尿路結石が原因の膀胱炎の場合は、根本的にはフードを尿路結石用の療法食に変更しなければ、改善も期待できませんし、より症状が悪化する可能性があります。
特に尿路結石で大きな問題は、オスの場合は尿道が細いため、尿道の先に結石が詰まってしまう、尿路閉塞というものがあります。
もしこの尿路閉塞を起こすと、緊急でカテーテル処置で閉塞を解除しなければ、重度の急性腎不全を起こし、そのままの状態で2~3日もすると亡くなってしまいます。
このように、様々な原因による症状の可能性があり、特に尿路結石であれば、往診や投薬のみで対応することはできないので、可能であれば無理にでも動物病院を受診されることが好ましいです。
多少でも尿が出ている様子であれば、まだ完全な尿路閉塞の状態ではないため、緊急性は低くはなりますが、この場合は最低でも抗生剤の内服を治療して、まずは細菌性膀胱炎の疑いで早急に治療を開始されるべきです。
その他詳細について疑問な点などがありましたら、お電話での対応も承っております。