Miiちゃんのご家族様
今、自分なりに情報をまとめてからのコメントなのですが、問題点リストの組み上げがまだ完了していないので、除外するべきものとかが
全部作れていないのですが
参照してほしいHPがあるので、診てほしいのですが
https://en.wikipedia.org/wiki/Odontoma_dysphagia_syndrome
http://blog.livedoor.jp/bull12345/archives/39882209.html
http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-hashisaibousei.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Feline_odontoclastic_resorptive_lesion
http://www.konekono-heya.com/byouki/syoukaki/oral/shikonkyuusyuu.html
http://www.dogandcatdentist.com/PDF/FORLs.pdf
基本同じような内容ですので、最後のPDFだけでも構いませんが、
自分が仮診断をしているのは
Feline odontoclastic resorptive lesions(以下FORLs)と呼ばれる症候群です。
すごく簡単に説明すると、歯の流れに従って骨が溶ける病気です。
それで、海外とのことなのでレントゲンとかがどう取れるのか?(アメリカだと、レントゲンは必ず沈静化下でとかのルールがあるところがありますし)、日本のようにCTがどこそこにあるようなところではないと思いますので(余談ですが、小動物領域で1獣医師あたりのCTの数は日本が最多のようです)、
出来たら、はじめに担当の先生に頭のレントゲンを取ってもらったほうが良いのではないでしょうか?
また、このFORLsと呼ばれる疾患の基本的な治療方針は全抜歯です。
歯の根っこをキチンと取って、アレルゲンとなる炎症物などすべてのものを削り取るまたは、体から取り除くがいちばん大切です。
猫の場合、歯周病の原因であったり、壊死組織に対して自己免疫性の問題が生じるとも考えられているのもこの治療を支持する理由です。
加えて、ホルネル症候群を疑ったり、炎症が激しい側から問題が生じたこともこのことが支持されます。
理由としてネコの頭蓋骨で犬歯は目の真下まで根っこを持っており、そのあたりの炎症から顔面神経麻痺が生じているのではないでしょうか??と私は考えます。
もしも、私がこの子の治療計画を立てるならば、
- はじめに口腔内の水疱についてスタンプでの口腔内の細胞診
- 全身麻酔下での検査をおすすめしますし、検査と同時に胃瘻チューブの留置を同時に行います。
- 口腔内の観察とバイオプシー(病理と、細菌の培養感受性検査)
- 扁桃腺の切除生検(これは扁桃腺に厄介ながん(扁平上皮癌)があるので、ないことの確認と炎症を減らすことを目的としています)
- 口腔内のレントゲン±必要に応じてCT
- 治療としては、レントゲンで残っていることがわかった歯の根っこをキチンと取る
といったことを主軸に置くと思います。
そこから費用等と考慮をして、原因療法にシフトさせます。
もしも、Refferalの施設が近くにあるのであれば、まず、そこに行ってきちんと検査を受けたほうが良いです。
そして、血圧が高い理由についてですけども、これはかなり難しいです。
痛いから上がっているのか??それとも何か、上がる理由があるのか?
スコティッシュ混じりということは、アメショの系統が混じっているということは心筋症の疑いがあるのか?
口の操作をするときに、心機能検査が必要なのか?等も考慮がいると思いますが・・・
血圧が異常に高いの異常の部分がわからないとコメントがしにくいですけども
SAPがいくつで、DAPがいくつというのは聞かれてないでしょうか??