以前に門脈シャントの猫(2012年4月生まれ、雌、避妊済)について、お世話になったものです。
長い文章いなりますが、お付き合いお願いいたします。
シャントの手術前は、口内炎、膀胱炎、
肺炎、癲癇発作、胃潰瘍 etc, と病気のデパートのような猫でしたが、二回の手術を経て、すっかり元気になり、飼い主共々楽しく過ごしておりました。
海外在住で、事情により、数か月おきに1500kmほどの距離を車で移動しなくてはならないのですが、車での移動や途中のホテル泊などにも、子猫の時から通院や入院が多い生活に慣れていたのが幸いしたのか滞在先でもご機嫌で散歩をしたり、良く順応してくれていました。
ただ、昨年10月に、滞在先で、付近の飼い主が放し飼いにしている犬三匹が、フェンスを飛び越えて庭に侵入し、いきなり家人と遊んでいた猫を咥えて連れ去るという事故にあいました。
GPSを使って猫を発見し、クリニックに運んだ時は、出血性ショックの状態で、体温は32度を切っていましたが、幸いに手当てによって回復し、貧血や筋肉の壊死、犬の口から入った耐性菌感染も克服し、一か月ほどの入院とその後の二週間ほどの家での療養を経て、完全に回復しました。
前置きが長くなって申し訳ありません。
こちらは、ヨーロッパなので、このシーズン、松の行列毛虫という虫が沢山出没します。
毎日庭やテラス、ベランダなどを点検し、その都度処置してます。
それなのに、一か月と少し前に、猫がどこからか入り込んだ、この毛虫を見つけてしまい、私が気が付いたときには、毛虫の前に猫が妙な顔をして座っていました。前足を振るしぐさをして、舐めたので、触った可能性があると思い、診察を受けたところ、既に、毛虫の針の毒によって、舌に赤いポツポツができ始めていました。
コンべニアと消炎剤の注射に加えて、翌日から抗ヒスタミン剤の投与を一週間、一度は良くなりかけたのですが、いまだに、舌の上に小さなアフタが十数個、喉の奥にも、アフタがいくつかできているのが見えます。
治療してくださった先生のお話では、毛虫による口内炎の場合は、せいぜい一週間から十日で完治するはずだが、長くかかりすぎる、とのことで、先日口の中の粘膜を採取していただき、検査の結果を待っています。
ただ、猫自身は、幸いに、よだれや口臭もなく、食欲、元気もあり、毛繕いなども普通にしています。
シャントの時に用いていた、腸内細菌を整えるサプリ(乳酸菌類)とラクトフェリン、vitaminBを毎日与えているのですが、それでも、アフタをなかなか退治できません。
途中、出張で、日本に私が十日ほど帰国した際には、状態が悪くなりました。(病気療養のせいで私に懐きすぎているというか、とにかく犬のように慕ってくる性格なので、私の不在が苦手です。)
質問です。
1)幸いに、歯磨きはさせる猫なので、食後にヨードを口内に塗布てきないか、と考えているのですが、ご意見をいただけますでしょうか?
2)シャントの時にも、診断がおりた後は、食事療法だけで手術までの(直前の抗生剤投与はしましたが)体調の管理をしてきたので、できるだけ猫の体に負担になるような投薬はさけたいのですが、先生のお考えはいかがですか?
咬傷事故にも、瀕死の状態から何とか回復したので、基礎体力はあると思うのですが、今度の口内炎との戦いも長期戦になりそうですので、アドバイスをいただければと思います。
どうぞよろしくお願いをいたします。