True or False: 携帯電話は癌を誘発する?

著者: Sumiko Yokoyama

カテゴリ: 

現代においてよく耳にする癌に関する質問:「携帯電話は癌を誘発するのか?」

15年前のさかのぼると、その頃あなたは携帯電話をどれほど使用していたでしょうか?おそらく、スマートフォンは持っていなかったでしょうし、携帯電話すらまだ購入していなかったという方も多いのではないでしょうか。

では、今日のあなたと携帯電話の関係はどうでしょう?おそらくあなたは携帯ないしスマートフォンを使っておられるのではないでしょうか。さらに、おそらくあなたはすっかりスマートフォンに依存してしまっていて、友人や家族、世間のイベント、ベストセラー書籍、好みの音楽、そして他にもいろいろな情報に常につながっている状態かもしれません。本当にこの10~15年の間に私たちを取り巻く携帯電話の環境は大きく変化しました。

この質問に対して、JustAnswer の医師である Dr. Uzair は「携帯電話と癌の関係は科学的に証明されていない。」と述べています。

現在まで、携帯電話と癌に関する研究結果で確認できる例はごくわずかです。研究にはおよそ7年から20年の歳月が費やされ、何千人という数の患者が関わりました。それでもこうした全ての研究において、脳腫瘍(癌か否かに関わらず)と携帯電話を使用する行為に何らかの関係があるという事実の決定には至りませんでした。最近の研究の一つでは、グリオーマ(神経膠腫/1種の腫瘍)と過度に携帯電話を使用する行為に何らかの関係がある可能性を発見しましたが、脳腫瘍との関係ではありません。

私たちの心配の種は何?

私たちは無線周波数が自分の脳の近くにあることを懸念しています。

しかし、実際、無線周波数は熱や電気、FMラジオ電波と同様、非電離放射線であり、DNA細胞にダメージを与える電離放射線であるX線や紫外線のように十分なエネルギーを持っていません。高レベルの無線周波数の場合、人体の体温を上昇させる可能性はありますが、携帯電話は人の体温が上がるほどの影響は与えません。しかしながら、医学界や世間からは「どれだけの頻度で毎日無線周波数にさらされていると人体に影響があるのか?」という質問が絶えません。

詳しく言うと、携帯電話の普及はあまりにも速すぎて、癌と携帯電話の関連性を決定づけるのに必要十分な期間をもてた研究がなかったか、あるいは私たちが現在使っているような最新の携帯電話を対象にした研究ではなかったということです。私たちが認識している研究のほとんどは、私たちが今使用しているスマートフォンが普及する以前の70年代、80年代、90年代そして2000年代初めに始まっています。

ラットやマウス実験を扱った研究においても癌と携帯電話の関連性は見つかりませんでした。今現在も研究は行われており、それはラットやネズミに生涯にわたって毎日繰り返し無線周波数を放射するという長い期間を要する実験ですので、今のところその研究結果がいつ公表されるかはわかりません。

それまでは、癌との関連性について証明されていないという事実に胸をなでおろすことができるでしょう。しかし、個人的に心配でしたら携帯電話の使用頻度の軽減やハンズフリー用品の使用を検討されるのが良いでしょう。

 

携帯電話は癌を誘発する?:〇か×かという現時点での正解は × 。携帯電話は癌を引き起こすとは証明されていません。