お話を聞くと、発達障害の中でも自閉症スペクトラムの可能性はあるかもしれません。
ADHDという障害であれば症状を緩和する薬があるのですが、自閉症スペクトラムの場合はありません。
かんしゃくを起こしやすい方の場合は気持ちを落ち着ける安定剤を使ったり、二次障害でうつ病を発症している方には抗うつ薬を使ったりしますが、今現在そういう状態にはないようです。
受診するメリットとしては、自分の得意な事や不得意な事がテストによってあぶりだされるので、生活の工夫に生かす事が出来る、基準を満たした場合は障害者手帳の取得、障害年金の申請、障害者雇用枠での就職など制度的な恩恵が受けられる、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を行っている所であればそれを受ける事で社会への適合性を高められる、などです。
デメリットとしては、プライドが高く差別意識の強い方ですと、受診を勧めた時点で怒りちらし暴力をふるうようなことがある、貴方が危惧しているように障害があってできないのだからと開き直りひたすら周囲に配慮を要求するだけになる、等はあると思います。他罰的で元々何でも他人のせいにして、気に入らないことがあると当たり散らすような方にはこのような事になる可能性があります。
これは、元々の本人の性格によるところが多いので、今実際に困っていて謙虚な性格で有れば、プラスに働く可能性はあると思います。
旦那さんに対して周囲が配慮してあげる事も大事だと思います。
定型発達の人が無意識にできる事が発達障害の人にはどうやっても出来ません。
アラーム機能のついてない時計に対して、「何でアラームが鳴らないんだ!ならせよ!」と何度怒鳴ったところで鳴るようになりません。
他人の気持ちに共感する、という脳の機能が初めからついてないのに、それをしろ、なんでできないんだ、してくれないなんてひどい、努力が足りない、とののしっても、それは無意味な事です。
そういう脳の機能が障害によりついていないのです。
ご自身の経験や学習で習得した事柄から、こういう時は相手がこう考えるだろうから自分はこういう行動をするのがよい、と判断してその都度頭を使って実行することで社会生活を上手く送っている発達障害の方もいますし、それをする訓練をSSTといいますが、24時間そうやって頭をフル回転させていたらとてつもなく疲れてしまいます。
ですから、自宅にかえれば、仮面をかぶることなく素の自分のままで過ごしていらっしゃるのであって、何もとりつくろわない巣のままでゆっくり過ごせる時間は二次障害でうつ病にならないためにも大事ですし、ありのままの自分を認めてくれる存在(家族)がいてくれるとその方は二次障害を発症するリスクが下がります。
発達障害の方と結婚することは、子どもが新たに1人増えるようなものだとおっしゃる方がいましたが、まさにその通りだと感じます。
いやいや、私は守っていつくしんでくれる夫が欲しいのであって子ども入らない、という意見もごもっともなので、あくまで守って胃k着く死んで呉れれ気持ちを察してくれる夫が欲しいという場合はそうなってくれることはないので、離婚して定型発達の人と結婚するしかないと思います。