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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 泌尿器科
満足したユーザー: 14384
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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64才の主人が、前立腺肥大で長く通院しています。ハルナールを投薬されていましたが、それだけでは症状が改善しなくなったらし

解決済みの質問:

64才の主人が、前立腺肥大で長く通院しています。ハルナールを投薬されていましたが、それだけでは症状が改善しなくなったらしく、ザルディアと言う薬も合わせて飲むようになりました。その頃から、外で女性の所に行く様になってしまいました。ザルディアと同じような効き目があり、かつ、勃起しない薬は他には無いでしょうか?
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 泌尿器科
専門家:  猫山司 返答済み 1 年 前.

【情報リクエスト】

こんにちは。猫山と申します。

「ザルディアと同じような効き目」(PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害作用にもとづく血管拡張作用)があるお薬は、ザルティアと同じような副作用を有しています。

①ザルティア(タダラフィル)は、ご主人の前立腺肥大による排尿困難には効果があるけれど、同薬はEDにも効果があるために勃起力も改善してしまい、外で浮気をするようになってしまったということでしょうか?

②本件を、ご主人の泌尿器科主治医に相談されたことはありますか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。

※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。

質問者: 返答済み 1 年 前.
9312;は、その通りです。以前は勃起することもほとんどなくなっておりました。時期からして、その薬の投薬が原因と思われます。
②主人は主治医に相談するのは絶対しないと言っております。勝手に薬を調べてこいと申しておりますので、仕方なく此方に参りました。
専門家:  猫山司 返答済み 1 年 前.

ご返信ありがとうございます。

本件、医学的な問題3、ご夫婦関係の問題7くらいの割合のご質問ではないかと思うのですが、

③ご主人は浮気をしていることに関してどのような見解なのでじょうか。ザルティアが効いているのであればこれを継続し、しかし浮気をしなければ良いようにも思われますが……。ザルティアを服用されている患者様が全て浮気に走るというわけではありません。

④「勝手に薬を調べてこい」と仰っているということは、ご主人は、ザルティアに代わるお薬がみつかれば、もしくはザルティアが勃起力改善の原因だと証明されれば、他剤への変更を了承するでしょうか? ザルティアのED改善効果に満足しているために、他剤を処方されても「効かない。やはりザルティアでなければ駄目だ」と主張する可能性が少なからずあるように思いますが……。

以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。

質問者: 返答済み 1 年 前.
22827;婦関係の問題だけだと言っても過言ではないかも知れませんが、専門医の知識無くしては、他の薬を探す方法が無いのでここで相談させていただきました。知人に泌尿器科医がいれば、とうに相談しております。
本人は、残尿や頻尿が改善されれば、それで良いと申しております。そういった薬は、他には無いのでしょうか?
専門家:  猫山司 返答済み 1 年 前.

ご返信ありがとうございます。

代替薬はいくらでもございます。

以下に、日本泌尿器科学会が策定した、「前立腺肥大症診療ガイドライン」からの抜粋をお示しいたします。

http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0014/G0000310/0032

↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

ガイドラインが推奨しているお薬のリストです。

ザルティア(タダラフィル)は、新しいお薬ですので、ここには載っていません。逆に申し上げると、まだそれほど実績が無いのです。

もともとは「シアリス」というED治療薬として開発・販売されていたお薬が、名前だけ変えて前立腺肥大症治療薬としても販売されているという経緯のあるお薬ですので、医学界でも一時大きな話題に上がりました。

ハルナールは、この表で言うとα1アドレナリン遮断薬であるタムスロシンのことです。

ちなみに、治験の成績では、ザルティアは、このハルナールに劣った効果しか示すことが出来ませんでした。

「3ヶ月後の試験結果は、この薬を飲んでいた人達155人(1日5mg)では平均4.7点低下(17.2点→12.2点)、タムスロシンの人達152人で平 均5.5点低下(16.6点→11.0点)、プラセボの人達154人は平均3点低下(16.8点→13.6点)しました。プラセボより、この薬のほうが下 げ幅が大きく、病状がより軽くなることが確かめられたわけです。なお、既存薬のタムスロシンに比べ、この薬の変化量は小さい傾向でしたが、大きく劣ること はないものと推測されています」(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se25/se2590008.html)。

つまり、新しいお薬ではあるが、ものすごく良く効く、前立腺肥大症の特効薬というわけではないということです。

ハルナールの効果が不十分に感じられるくらいに進行した場合、同じ系統のお薬を併用してもあまり意味がありませんので、通常は5α還元酵素阻害薬であるアボルブ(デュタステリド)を用います。このお薬は、前立腺肥大症に対する対症的な効果ではなく、肥大を防ぎ、さらには肥大した前立腺を小さくする働きが期待できることが知られています。

全くちなみに、ですが、副作用として「性的機能の衰え(勃起力低下、性欲減退、その他)」が起こることが知られています。

http://druginformation-clinic.com/dutasteride-effect/

推奨度Aの効果が確認されており、かつ勃起が起こらない(むしろ起こさない)前立腺肥大症治療薬としては、このアボルブが好適であると考えます。

ハルナールに増量余地があるならば増量、並行してザルティアの中止、アボルブの開始を検討してもらってはと思います。

一定以上前立腺肥大症が進んでいるのであれば、経尿道的手術も治療選択肢の1つになりうると考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。

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